日本の農業を持続可能なものとするため、
バイエル クロップサイエンスは次世代の育成など
さまざまな局面で貢献していきます。
海外農業研修プログラムの支援
日本の農業を未来に渡り発展させていくためには、次世代の育成は不可欠です。バイエルでは、公益社団法人国際農業者交流協会(JAEC)のプログラムを、「バイエル スカラーシップ」として支援しています。
JAECは農業研修生海外派遣事業などの充実強化を図るために設立され協会です。海外農業研修を通じて次代を担う農業者を育てること、そして外国の農業研修生を受入れ、中核農業者の養成をし、農業の発展、開発および農業者レベルの交流の促進、さらには世界の調和ある繁栄と平和に寄与することを目指しています。
バイエルでは、2016年より「バイエルスカラーシップ」を設立し、海外研修プログラムへの協賛を開始し、選考委員会が選出した意欲ある研修生に対して、奨学金を給付しています。これまでに、ドイツ、オランダ、スイスなどのヨーロッパの各国や、アメリカ、オーストラリアにて、最長1年半にわたり現地の農業を学ぶ機会を提供してきました。2023年現在、バイエルは研修生として累計35名の次世代の農業者を支援しています。また、オンライン上での交流イベントを開催し、修了生が日々感じる課題やその解決策のヒントとなるような機会を提供するなど、継続的にサポートしています。
世界若者農業サミット(Youth Ag Summit)
意欲ある若い人たちが、世界レベルで学びあうことで、より持続可能な農業につながっていきます。バイエル クロップサイエンスは世界若者農業サミットの開催を通して、将来の食糧安定供給にグローバルレベルで取り組む若いリーダーの活動を支援しています。
隔年で開催している世界若者農業サミットは、持続可能な農業と食糧の安全保障を支え、生産者と消費者との相互理解をサポートする若きグローバルリーダーのコミュニティです。“Feeding a Hungry Planet”(地球レベルでの食糧安定供給)というテーマで、全世界から選出された次世代の農業を担う18歳から25歳までの若きリーダー100名がサミットに参加し、世界的なイノベーションの手段となることを目指して食糧安全保障と世界の農業の持続可能なソリューションの開発に取り組みます。2014年より、カナダ、オーストラリア、ベルギー、ブラジルで開催し、2020年はサミット初となるオンラインイベントを開催しました。
私たちは人口増加に対応しながら、より少ない資源で食糧を生産し供給していくという大きな課題に直面しています。農業生産者の高齢化や農業の効率化の必要性、地球温暖化に伴う干ばつや水害、フードロスへの対応など、農業や食糧にまつわる課題への解決となるイノベーションが必要です。バイエルは、将来の農業の担い手である若い人たちが、この課題解決の先駆者になると考えており、世界若者農業サミットはそれを後押しするためのプラットフォームです。