より安全な農業のために
Sustainability 持続可能性

持続可能な農業のために

より安全な農業のために

バイエル クロップサイエンスでは、
農家さんの作業をより安全に、消費者により安全な農作物を届けられるよう、
現状に満足することなく、常に、より環境とヒトに調和した製品とその使用法の開発に注力しています。

1つの農薬は化学物質の発見から研究開発、試験を経てようやく登録されて市場に流通しますが、これには10年以上の歳月がかかります。農薬は作物に使用することから、環境だけでなく、ヒト、そして家畜などの動物などへの安全性も評価の対象となります。農作物への残留性や毒性など検査項目も多岐にわたり、携わる機関も複数に及びます。農薬は使用者に対する安全性、環境に対する安全性、そして消費者に対する安全性の3つの観点で評価され、私たちの身の回りにある化学物質の中で、最も厳しく安全性がチェックされているものの一つです。このように厳しい検査を経て農業の現場で使われている農薬は、ラベルに示された使用方法に従い、使用上の注意事項を守っていただければ危険ということはありません。

しかしながら、より農家さんの農作業を安全にし、消費者に安心・安全な作物をお届けできるよう、バイエル クロップサイエンスではドローンや農業用無人車といったデジタルツールの活用や、より安全性の高い製剤への置き換えを促進することで、農家さんと消費者の安全性向上に日々、努めています。

作業者の安全性向上

作業者の安全性向上
作業者の安全性向上

農家さんにとって農薬の散布は重労働であるばかりでなく、散布時に農薬を浴びるという暴露のリスクもあります。バイエル クロップサイエンスでは、農業の現場で農家さんが農薬を使用する際の安全性を高めていくこともサステナブルな農業を実現する上で重要な点だと考えています。

ドローンや農業用無人車R150による散布は、省力化、効率化だけでなく、農薬の人への暴露を大きく低減するとともに、スピードスプレイヤーによる重大事故を減らすことができます。また、既存の製品をより安全性の高い製品に置き換えていくことで、環境への負荷を減らすとともに、農作業時のリスク低減に貢献しています。

人への安全性

農薬使用量を75%低減

毎日食べるものだからより安心・安全な農作物を選びたい。消費者の食に対する関心は日々高まっています。

残留農薬の安全性評価は、一日摂取許容量・ADI(Acceptable Daily Intake)などに基づく許容量をベースとした残留基準値に加え、24時間またはそれより短い時間経口摂取した場合に健康に悪影響を示さないと推定される一日当たりの摂取量である急性参照用量・ARfD(Acute Reference Dose)を含めて検討され、残留基準値が設定されます。ADIはその数値が大きなほど急性毒性が低く、安全性が高いとされています。

2002年の会社設立以来、バイエル クロップサイエンスでは18の有効成分を新たに市場に提供していますが、20年にわたりADIの高い製剤に置き換え、リスク換算使用量(ADIに基づく換算係数*×出荷量)で、75%リスクを削減しています。農家さんの安全性だけでなく消費者の皆さんにも、より安全な作物をお届けできるよう努めています。

*
「みどりの食料システム戦略」における化学農薬使用量(リスク換算)について
https://www.maff.go.jp/j/council/sizai/nouyaku/attach/pdf/27-9.pdf
農薬使用量を75%低減

持続可能な農業のために

より効率的な農業のために

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より安全な農業のために

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より環境への負担を減らす農業のために

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