モベント® プロアブル

やっかいな害虫も見逃さない!

幅広い害虫に有効

難防除害虫にも安定した効果

新しい効き目で、行き場なし。

  • 幅広い
    吸汁性害虫に
    有効

  • 難防除害虫に
    安定した効果

  • 優れた
    浸透移行性

  • 長期残効性

  • 散布と灌注の
    2つの処理

モベント フロアブルとは

モベントフロアブル(一般名:スピロテトラマト)はバイエル クロップサイエンス社により開発された、従来の殺虫剤とは異なる新しい作用性を有した殺虫、殺ダニ剤です。主要な吸汁性害虫に加え、ハダニ類にも効果を有するので1剤で効率的な防除が可能です。ユニークかつ優れた浸透移行性を有し、処理された有効成分が導管・篩管を通じて植物体内のすみずみに行きわたり、長期間害虫から作物を守ります。

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適用害虫

※適用害虫は作物によって違います。
詳しくは製品ラベルをご確認下さい。

適用作物

1剤で果菜・葉菜・果樹・いちごなどの
主要害虫の効率的防除が可能です。

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REPORT

生産地レポート

難防除害虫に。
産地に合わせた最適な
防除体系の確立

難防除害虫をうまく抑える

アザミウマ類 コナジラミ類
 アブラムシ類 ハダニ類

2016年7月13日(水)に
日本農業新聞で掲載されました。

ハウス栽培で厄介な問題といえば、アザミウマ類、コナジラミ類、アブラムシ類、ハダニ類などの難防除害虫対策ですね。最近はアザミウマ類、コナジラミ類が媒介するウィルス病が多発したり、これまでの殺虫剤が効かないケースが出てきたりと、問題の深刻さが増しています。
一方で、系統の異なる薬剤を選んで計画的にローテーション散布をしたり、ミツバチや天敵と共存できる防除体系を研究し、害虫の発生密度をうまくコントロールしている産地もあります。「難防除害虫をうまく抑える」ための工夫とは?
モベントフロアブルを活用している5つの先進産地で、品質や収量そして産地ブランドを高めるための「防除のポイント」についてお聞きしました。

な す

モベント灌注処理苗で
防除省力化

栃木県 | JAしもつけ

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JAしもつけ管内の栃木市でナスを栽培する渡邉克明さん(65)は、2016年1月に殺虫剤モベントフロアブルを灌注処理した苗2600本をJAから購入し、ハウス40アールに定植しました。渡邉さんは、前年にモベントフロアブルの苗灌注処理を試験的に実施したところ、その効果の高さと効率の良さを実感。そこでJAしもつけナス部会副部会長でもある渡邉さんが、JA園芸振興課の島田営農指導員に「JAでまとめて処理できないか」と相談し、灌注処理済み苗の利用が実現しました。

産地概要

栃木県南部に位置するJAしもつけ(http://www.ja-shimotsuke.or.jp/)では、栃木県が全国1位の生産量を誇る主力のイチゴをはじめ、水稲や麦、ブドウ、トマト、ナス、ニラなどの栽培が盛ん。ナス部会は95人、部会全体で800トンを出荷しています。

粒剤散布の重労働から解放された

灌注作業は、苗を供給するJA全農とちぎ園芸種苗総合センターで実施。同センターから苗を購入したナス部会員のうち3分の2が処理済み苗を選びました。
渡邉さんの場合、これまで定植時の殺虫剤散布は奥さんが担当し、粒剤を使っていました。奥さんによると「40アールの圃場(ほじょう)を歩きながら、粒剤を植え穴一つひとつにまいていくのは半日かかる重労働」だったとのこと。昨年、それをモベントフロアブルの灌注処理に変更したところ、手間もかからず30分ほどで作業が完了。さらに今年は灌注処理済み苗の購入で、より楽になりました。
尚、処理苗を購入された農家から、薬剤の効果、省力化の高い評価を頂くことができ、2017年からは、JA全農とちぎ園芸種苗総合センターから供給する苗は、モベントを全量灌注処理することになりました。

長く効くので複合経営でも安心

渡邉さんはナスのほか水稲2ヘクタール、麦2ヘクタールを経営していて、ハウスナスの収穫と露地ナスの定植、さらに田植えと麦の刈り取りが重なる5~6月は目が回る忙しさ。これまでは防除が手薄になりがちで、露地ナスではハダニ類やアザミウマが多発しやすい状況だった。そのため渡邉さんは2016年の露地作(40アール)の苗から全量、灌注処理した苗を購入したそうです。
モベントフロアブルは残効性に優れるため、アザミウマやコナジラミ、ハダニ類を長期間抑えます。渡邉さんは「モベントフロアブルを使うようになってから、1カ月以上害虫の被害がない。粒剤をまいていた時に比べ、生育初期の害虫防除が1~2回減り、妻も楽になったと喜んでいる」と話しています。

天敵との組み合わせでさらに省力化

渡邉さんは交配にマルハナバチを利用していて、4月上旬にマルハナバチを放飼しています。2016年からは天敵も導入しました。天敵は順調に定着していて「モベントフロアブル灌注処理済み苗の利用→天敵による体系防除」でさらなる省力化を図っています。

な す

ミツバチと共存する
薬剤選択

福岡県 | JAふくおか八女

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JAふくおか八女管内の髙山宗茂さん(48)は、夏秋・冬春を合わせて33アールでナスを栽培しています。夏秋作の10アール当たりの収量は、所属するJAなす部会でもトップクラスを誇ります。

産地概要

八女市・筑後市・広川町を管内とするJAふくおか八女(http://www.jafyame.or.jp/)。 JAなす部会(部会員=夏秋54人、冬春104人)は夏秋5ヘクタールで400トン、冬春20ヘクタールで2900トンを周年で出荷しています。柔らかく、あくが少ない「博多なす」として全国へ届けています。

ミツバチの翌日放飼が可能

夏秋作で、髙山さんが交配用のミツバチを導入するのは5~11月。栽培期間中は、アザミウマやコナジラミ類などの防除を月2回ほど行いますが、殺虫剤を散布する際、ミツバチの巣箱の出し入れに手間が取られるうえ、散布後はミツバチに影響がないように一定の日数を空けなくてはなりません。そのため、交配作業に遅れが出やすいなどの課題がありました。そこでJAは、灌注処理・散布のそれぞれ翌日にミツバチを放飼でき、しかも長期残効性に優れた殺虫剤モベントフロアブルに着目しました。

計画的な交配と確実な防除を両立

発売当初から導入に向けた試験を重ね、夏秋ナスでの計画的な交配作業とアザミウマやコナジラミ類を確実に防除する体系について検討を重ねた結果、モベントフロアブルの「春の定植時灌注+梅雨明け以降の散布」を確立しました。この防除体系では、ミツバチへの影響がなく迅速な交配が可能になりました。また、これまで定植時はジアミド系殺虫剤を灌注処理した上で、ネオニコチノイド系粒剤をまいていましたが、ジアミド系殺虫剤とモベントフロアブルの同時処理に替えたことで、より省力的で確実な防除が実現できました。
髙山さんは「ミツバチを出し入れする手間と防除回数が減り、楽になった。長期間害虫をしっかり抑えてくれるので、殺菌剤を散布するタイミングをうっかり忘れてしまうほど」と、その効果に満足しています。

アザミウマ・ハダニ類の両方に効く

以前、アザミウマ類対策で天敵を導入していた髙山さんですが、天敵が定着する前にハダニが多発。ハダニ用の殺虫剤を散布して結局リセットせざるを得ないことがありました。「その点、モベントフロアブルならアザミウマ類にもハダニ類にも両方使える」として、以来、薬剤防除だけに切り替えています。
同JA園芸指導課の平島正一課長代理は「この地域は周年出荷体系のため、害虫が抵抗性を発達させやすい条件下にある。ミツバチに影響が少なく、主要害虫に対応できる効果の高い薬剤は貴重なので大事に使っていきたい」と話しています。

ピーマン

定植時灌注+天敵で
防除成功

宮崎県 | JA宮崎中央

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JA宮崎中央管内の国富町で35年以上ピーマンを作っている川崎正平さん(68)。管内のピーマン農家1戸当たり年間平均収量11トンに対し、毎年平均15トンを生産する高い技術を持ち、「ピーマン作りの名人」と言われています。

産地概要

宮崎県は冬春ピーマンの栽培が盛んで、その出荷量は全国でも上位を占める規模。中でもJA宮崎中央(http://chuou.ja-miyazaki.jp/)の管内の国富町は県内屈指の産地です。JA管内のピーマン農家115戸のうち国富町の生産者は39戸、栽培面積は11ヘクタールに上ります。

天敵への影響を考慮して薬剤選ぶ

高収量を実現するポイントの一つが、アザミウマやアブラムシ、コナジラミ類などの難防除害虫対策です。川崎さんも「アザミウマ類は、油断して防除を怠ると芯が萎縮してどうしようもなくなる。以前は既存の化学農薬で対処できず困っていた」と打ち明けます。
宮崎県は、防除に天敵を活用する先進地です。農薬の使用回数を5割節減する「情熱みやざき農産物表示認証制度」の取り組みも踏まえ、天敵利用が主流になっています。そのため、防除体系を考える上では天敵への影響と薬剤使用の適切なバランスが求められます。

散布回数が減り防除スケジュール立てやすい

川崎さんがアザミウマ類の防除対策で重宝しているのが、殺虫剤モベントフロアブルです。灌注処理してアザミウマの密度を十分に低下させ、一定期間を空けた後、天敵を放飼します。「モベントフロアブルを使い始めてからアザミウマがほとんどいなくなった。しかも天敵と組み合わせることで、アザミウマ類の初期防除は定植時の灌注1回で十分」と省力化の効果を説明します。
モベントフロアブルは残効性に優れ、定植~天敵放飼までの約1カ月効き目が持続します。そのため散布回数を減らせるとともに防除スケジュールを組み立てやすいというメリットがあります。「枝や葉が増えてから散布するのは、多量の薬剤が必要で労力も大きい。この散布作業が減るのはとても助かる」と川崎さんは笑顔を見せます。

町内のピーマン農家全員が使用

JA園芸農産課の内田潤主査は「以前は9月ごろアザミウマやダニ類の被害が多く、抑えきれないこともあったが、モベントフロアブルの導入後は被害がほとんどなくなった。残効も長く、負担の大きな防除作業を省力化できて農家の皆さんも喜んでいる」と高く評価。「町内39戸のピーマン農家全員が、モベントフロアブルを使っている」と厚い信頼を寄せています

きゅうり

ローテ散布で
抵抗性を回避

埼玉県 | JAふかや

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JAふかや管内でキュウリをJAに出荷する生産者は約220戸。30年ほど前から土壌診断に取り組み、診断結果に基づいた土づくりで、JA共販ブランド「菜色(さいしょく)美人」として出荷しています。JA筆頭理事で、選果機利用組合の川田敏光副組合長(62)は、ハウス10.5アールで春夏・夏秋の年2作でキュウリを生産しています。

産地概要

特産の「深谷ねぎ」で有名なJAふかや(http://www.ja-fukaya.jp/)。管内はキュウリ、ネギ、ブロッコリーなどの栽培が盛んな有数の園芸産地。キュウリは管内の主要野菜の一つで、「加温」「無加温」「露地」を組み合わせた年2作の作型を中心にほぼ周年で栽培しています。

ローテーション防除の徹底が重要

「防除はハダニ、アザミウマ、アブラムシ、コナジラミ類の4害虫をいかに防ぐかが大きな課題」と話す川田さん。JA販売課の森田圭一課長も「近年の異常気象の中では、薬剤防除の役割が大きい。ただ病害虫を抑えるには1~2週間おきの薬剤防除が必要で、薬剤抵抗性の発達が懸念される。ローテーション防除の徹底が重要」と指摘します。そこでJAは、農薬メーカーなどの協力を得て、出荷に来た生産者に防除適期や今後使用する薬剤の種類・使い方などを毎週アドバイスしています。

新系統に注目 主要4害虫をカバー

害虫防除は現在、ネオニコチノイド系の殺虫剤が多く使われていますが、ローテーション防除を呼び掛ける中で注目されているのがモベントフロアブルです。モベントフロアブルは、これまでの殺虫剤とは異なる「環状ケトエノール系」という新系統の殺虫剤。栽培期間中の散布回数が計10数回に上る中で、森田課長は「JAは新系統という点をアピールして販売している」と活用を後押しします。 川田さんも6月初めに、ハダニ類の防除のためモベントフロアブルを散布しました。「ハダニとアザミウマ類の両方に効く殺虫剤が限られる中で、主要な4つの害虫をカバーしている点が良い。散布後は発生もなく抑えられている。使ってよかった」と満足しています。

ほかの農家にも「モベントを勧めたい」

今シーズン(2016年6月現在)は乾燥気味なのでハダニ類の発生が多く、害虫対策に気を遣っている川田さん。「薬剤の効果の情報は生産者の間でも関心が高い。ほかの農家にもモベントフロアブルを勧めたい」と話しています。

トマト

片付け前に
コナジラミ一掃

熊本県 | JAたまな

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トマト黄化葉巻病を媒介するコナジラミ類対策に力を入れる、JAたまな中央集荷センタートマト部会。部会全体で、栽培終了時の密度低下と野外への逃亡阻止を徹底しています。

産地概要

全国一のトマト生産量を誇る熊本県の中でも、屈指の大産地のJAたまな(http://www.jatamana.or.jp/)。中央集荷センタートマト部会は部会員170人、栽培面積71ヘクタール、出荷量1万2000トン。品種は「麗容」に統一し、高品質で安全・安心なトマト栽培に力を入れている。

地域全体でコナジラミ対策を順守

管内のトマト栽培期間は8月15日~翌年7月10日まで。トマトがない期間を1カ月設けています。最終選果日までに、農家は収穫・出荷を終え、根の切断や株の抜き取り、ハウスを密閉しての蒸し込みなどの方法で片付けを完了させ、コナジラミ類を死滅させます。JA園芸課の西嶋豊志課長補佐は「10年ほど前から、地域全体で栽培期間を順守し、コナジラミ類の密度低下とハウス外へ『出さない』仕組みを作ってきた」と説明します。最終選果日の翌日には、部会役員が手分けして片付けがきちんとできているか全戸をチェックするという徹底ぶりです。こうした取り組みにより、県内でもコナジラミ類の発生密度を低く抑えることができています。

最終交配後にモベントを散布

収穫が終盤を迎えた今年5月、JAはコナジラミ類防除の一環として、殺虫剤モベントフロアブルの散布を呼びかける文書を部会員へ配布しました。浸透移行性と残効性に優れるモベントフロアブルを、マルハナバチの最終交配が終わる5月下旬~6月上旬に散布。栽培終了までにコナジラミ類の残存を極力ゼロにし、次作での発生を抑えるためです。山本泉・前部会長は「最後の蒸し込みでもコナジラミ類が完全に死滅しないことがあるが、モベントフロアブルの導入によって、片付け前までにコナジラミ類の密度を十分に下げ、圃場をきれいにしておける」と狙いを話します。

マルハナバチ放飼のタイミングを考慮

同部会ではトマト栽培でのモベントフロアブルの導入に当たり、以前から効果的な使用方法や時期を検討してきました。管内の7~8割の生産者が交配にマルハナバチを使用しているため、コナジラミ対策に有効で、しかもマルハナバチに影響しない安全なタイミングとして「最終交配後の使用」を選びました。出口幸一部会長は「モベントフロアブルでコナジラミ類が減り、片付けも楽になった。安心して栽培を終えられる」と太鼓判を押します。