アクチノール®B乳剤

ACTINOL B EC

製品の特長

  • 優れた選択性をもち、麦類、たまねぎの生育期に使用できます。
  • 一年生広葉雑草に、優れた除草効果を示します。
  • 土壌残留性がありませんので、後作物への影響がありません。

製品情報

  • 種類名:アイオキシニル乳剤
  • 成分:アイオキシニル・・・30.0%
  • 性状:淡黄色澄明可乳化油状液体
  • 登録番号:第24407号
  • 荷姿:2L×6本(北海道のみ)
  • 毒性:普通物相当(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:第4類 第2石油類
  • 有効年限:4年

注意事項

使用上の注意事項

  • 本剤は広葉の雑草発生揃~6葉期に有効なので、時期を失しないように散布して下さい。ただし、ヤエムグラは4節期まで、タネツケバナは2~3葉期までに使用して下さい。
  • 本剤はイネ科雑草、コニシキソウには効果が劣りますので、これらの優占圃での使用をさけて下さい。
  • 農作物、とくに広葉作物の茎葉に散布液が付着すると薬害を生じますので、かからないように注意して下さい。
  • 降雨前の散布では薬液の流亡により効果が低下するおそれがありますので、散布の際は天候をみきわめてから散布して下さい。
  • 麦類に使用した場合、軽微な葉枯れがあらわれることがありますが、その後の生育に影響はありません。
  • たまねぎ(秋播き)に対しては、早春期広葉雑草が大きくならないうち(雑草の発生揃~4葉期)に雑草の茎葉全体に付着するように均一に散布して下さい。なお早春期であっても、異常に気温の高い場合には葉に小白斑点などの薬害を生じるおそれがありますので散布はさけて下さい。
  • たまねぎ(春播き)に対しては、夏期高温時の散布は薬害を生じるおそれがありますので、6月上旬までまたはたまねぎの倒伏始期以降の時期に散布して下さい。
  • たまねぎ(直播き)に使用する場合は次の注意を守って下さい。
    • 雑草1~2葉期までに使用し、防除期間は短いので2~3週間隔で繰り返し散布して下さい。
    • たまねぎの子葉展葉期に使用すると、葉先枯れなどの薬害を生じるおそれがありますので必ず1葉期以降に散布して下さい。
  • 公園、庭園等に使用する場合、とくに以下のことに注意して下さい。
    • 散布薬液の飛散あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないよう十分に注意して散布して下さい。
    • 水源池、養魚池等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
    • 激しい降雨の予想される場合は使用をさけて下さい。
  • 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
  • 本剤は自動車等に散布液がかかると変色するおそれがありますので、散布液がかからないよう注意して下さい。

安全使用上の注意事項

  • 誤飲などのないよう注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受けて下さい。
  • 原液は眼に対して強い刺激性がありますので散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
  • 原液は皮膚に対して刺激性がありますので皮膚に付着しないよう注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落として下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 公園、堤とう等で使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払って下さい。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管して下さい。
  • 水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすおそれがありますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器等は水産動物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 危険物第4類第2石油類に属しますので、火気には十分注意して下さい。
  • 火気をさけ、直射日光が当らないようなるべく低温な場所に密栓して保管して下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。