ヨーバル®箱粒剤

YEOVAL GR

製品の特長

  • 新規殺虫剤「ヨーバル®
    • 「ヨーバル®」(有効成分:テトラニリプロール)は、バイエル クロップサイエンス社により開発された、アントラニルアミド構造を有する新しいジアミド系殺虫剤です。初期害虫のイネミズゾウムシ、イネドロオイムシや、チョウ目害虫のニカメイチュウ、コブノメイガ、フタオビコヤガ等、水稲の主要害虫に高い効果を示します。
  • は種前、は種時から移植当日まで使用可能。
    • 覆土、床土混和、は種時覆土前から移植当日までの幅広い時期で処理が可能です。
  • 高密度播種へ高い適用性。
    • 高密度播種の場合、10a当りの育苗箱枚数にあわせて育苗箱当りの使用量を50~100g/箱で処理でき、安定した防除効果が期待できます。(※ただし10a当りの処理量は最大1kg/10aです。)
  • 慣行播種でも、50~75g/箱の範囲で使用可能。

製品情報

  • 種類名:テトラニリプロール粒剤
  • 成分:テトラニリプロール・・・1.5%
  • 性状:類白色細粒
  • 登録番号:第24328号
  • 荷姿:1㎏×12袋 9kg×1袋 10kg×1袋(北海道を除く 系統のみ)
  • 毒性:普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:4年
  • PRTR:

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  稲(箱育苗) イネツトムシ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~75g は種前本剤:1回
テトラニリプロール:1回
育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する。  
  イネドロオイムシ
  イネヒメハモグリバエ
  イネミズゾウムシ
  コブノメイガ
  ツマグロヨコバイ
  ニカメイチュウ
  フタオビコヤガ
  イナゴ類
  イネツトムシは種時(覆土前)~移植当日育苗箱の上から均一に散布する。
  イネドロオイムシ
  イネヒメハモグリバエ
  イネミズゾウムシ
  コブノメイガ
  ツマグロヨコバイ
  ニカメイチュウ
  フタオビコヤガ
  イナゴ類
  イネツトムシ高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g)
  イネドロオイムシ
  イネヒメハモグリバエ
  イネミズゾウムシ
  コブノメイガ
  ツマグロヨコバイ
  ニカメイチュウ
  フタオビコヤガ
  イナゴ類

注意事項

使用上の注意事項

  • 本剤を床土または覆土に混和処理する場合、処理後速やかに使用して下さい。また本剤を処理した床土または覆土を放置しないで下さい。
  • 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整して下さい。
  • 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意して下さい。
  • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守って下さい。
    • 散布は散布機種の使用基準に従って実施して下さい。
    • 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用して下さい。
    • 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行って下さい。
  • 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきは丁寧に行い、移植後田面が露出しないように注意して下さい。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 誤飲などのないよう注意して下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
  • 使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
  • 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。