バイスロイド®乳剤

BAYTHROID EC

製品の特長

  • 接触毒と食毒作用を有し、低薬量で優れた殺虫力を示します。
  • てんさいのヨトウムシに優れた効果を示し、だいず・えだまめのマメシンクイガ、ばれいしょのアブラムシ類にも有効です。
  • いんげんまめのアブラムシ類、インゲンマメゾウムシにも有効です。

製品情報

  • 種類名:シフルトリン乳剤
  • 成分:シフルトリン…5.0%
  • 性状:淡黄色澄明液体
  • 登録番号:第17106号
  • 荷姿:500ml×20本(北海道のみ)
  • 毒性:劇物
  • 危険物:第4類 第2石油類
  • 有効年限:4年
  • PRTR:2種シフルトリン…5.0% 1種キシレン…13.1% 1種エチルベンゼン…17.7%

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作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  キャベツ アオムシ 1000~2000倍100~300L/10a収穫7日前まで本剤:4回以内
シフルトリン:4回以内
散布  
  コナガ
  アブラムシ類
  ヨトウムシ
  タマナギンウワバ
  はくさいアオムシ
  コナガ
  アブラムシ類
  ヨトウムシ
  だいこんアオムシ2000倍収穫3日前まで
  コナガ
  アブラムシ類
  ヨトウムシ
  にんじんアブラムシ類収穫21日前まで本剤:3回以内
シフルトリン:3回以内
  ヨトウムシ
  ごぼうアブラムシ類収穫7日前まで本剤:4回以内
シフルトリン:4回以内
  たまねぎネギアザミウマ収穫前日まで
  レタスヨトウムシ収穫7日前まで本剤:2回以内
シフルトリン:2回以内
  アブラムシ類
  えだまめマメシンクイガ1000~2000倍収穫14日前まで本剤:3回以内
シフルトリン:3回以内
  カメムシ類1000倍
  豆類(種実、ただし、だいず、あずき、いんげんまめを除く)アブラムシ類2000倍収穫7日前まで
  だいずカメムシ類1000倍
  マメシンクイガ1000~2000倍
  アブラムシ類2000倍
  あずき
  アズキノメイガ
  いんげんまめアブラムシ類
  インゲンマメゾウムシ
  小麦アブラムシ類60~150L/10a
  ばれいしょ2000~3000倍100~300L/10a
  かんしょイモコガ1000~2000倍収穫14日前まで
  ナカジロシタバ
  てんさいヨトウムシ2000~3000倍本剤:4回以内
シフルトリン:4回以内
  500倍25L/10a
  カメノコハムシ2000倍100~300L/10a
  500倍25L/10a
  チャノコカクモンハマキ1000~2000倍200~400L/10a摘採7日前まで本剤:1回
シフルトリン:1回
  チャノキイロアザミウマ
  チャハマキ
  チャノホソガ
  チャノミドリヒメヨコバイ

注意事項

使用上の注意事項

  • ボルドー液との混用はさけて下さい。
  • 蚕に長期間毒性がありますので、散布された薬剤が飛散し、付近の桑に付着するおそれのある場所では使用しないで下さい。
  • 散布器具、作業衣などは桑用と必ず区別して下さい。
  • ミツバチに対して影響がありますので、以下のことに注意して下さい。
    • ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにして下さい。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めて下さい。
  • 本剤の茶での散布は、場合によりハダニ類が増えることがありますので注意して下さい。
  • てんさいに対して希釈倍数500倍で使用する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用して下さい。
  • 本剤は自動車に散布液がかかると変色するおそれがありますので、散布液がかからないように注意して下さい。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分認識してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 医薬用外劇物なので、取扱いには十分注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
  • 本剤による中毒に対しては、動物実験で硫酸アトロピン製剤とメトカルバモール製剤の併用投与が効果的であると報告されています。
  • 原液は眼に対して強い刺激性がありますので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
  • 原液は皮膚に対して刺激性がありますので皮膚に付着しないよう注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落として下さい。
  • 本剤はのど、鼻、皮膚などを刺激する場合、また、かゆみを生じる場合がありますので注意して下さい。
  • 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用して下さい。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがありますので、河川、湖沼および海域等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。養殖池周辺での使用はさけて下さい。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがありますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 危険物第4類第2石油類に属しますので火気には十分注意して下さい。
  • 火気をさけ、直射日光の当らない鍵のかかる低温な場所に密栓して保管して下さい。盗難、紛失の際は、警察に届け出て下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。