ハーベスト®オイル

HARVEST Oil

製品の特長

  • 独特の精製方法により、高度に精製したオイル(スルホン化価≒0)を使用していますので、生育期散布での急性的薬害の心配はほとんどありません。
  • 安定した効果が期待できるよう、原料となるオイルの性状、界面活性剤など製剤面での考慮をしています。
  • 薬剤抵抗性出現の心配はありません。

製品情報

  • 種類名:マシン油乳剤
  • 成分:マシン油…97.0%
  • 性状:淡黄色澄明可乳化油状液体
  • 登録番号:第15180号
  • 荷姿:4L×6缶  20L×1缶
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:第4類 第3石油類
  • 有効年限:5年
  • PRTR:1種ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(アルキル基のC数が12-15までのものおよびその混合物に限る)…1.1%

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  なし -    本剤: 本剤でベノミル剤を20倍に希釈し、塗布する  
  かんきつミカンハダニ400倍200~700L/10a3月~6月中旬本剤:-
マシン油:-
連続散布
  100~150倍4月~5月散布
  200倍着色後又は秋期(10月~11月)
  150~200倍夏期(6月~7月中旬)
  カイガラムシ類
  ミカンハダニ60~80倍冬期(12月~3月)
  カイガラムシ類
  りんご50倍発芽前
  ハダニ類50~100倍芽出し直前直後
  100倍展葉期(発芽後2週間まで)
  200倍展葉期(発芽後3週間まで)
  なしニセナシサビダニ50~100倍発芽前
  ハダニ類50~200倍
  カイガラムシ類
  ハダニ類150~200倍収穫後
  びわ100倍10月~3月
  ビワサビダニ8月~3月
  カイガラムシ類50倍果実収穫後~開花前
  びわ(葉)ハダニ類100倍10月~3月
  ビワサビダニ8月~3月
  カイガラムシ類50倍果実収穫後~開花前
  ももモモアカアブラムシ発芽前
  カイガラムシ類25~50倍
  ネクタリンモモアカアブラムシ50倍
  カイガラムシ類
  おうとう
  小粒核果類
  かき
  マンゴーハダニ類100倍収穫後~萌芽前
  きゅうりうどんこ病100~200倍100~300L/10a-
  ハダニ類
  いちごうどんこ病200倍
  ハダニ類
  カンザワハダニ50~150倍200~400L/10a発芽前又は摘採直後
  チャトゲコナジラミ50~100倍10月~3月
  100~150倍5月~9月
  クワシロカイガラムシ1000L/10a
  50~100倍10月~3月

注意事項

使用上の注意事項

  • 高温時の散布では薬害を生じやすいので、散布は日中をさけ朝夕の涼しい時に所定濃度範囲の低濃度で行って下さい。
  • 散布直後の降雨は、本剤の効果が低下しますので、とくに冬期散布においては、好天の続く時に使用して下さい。
  • 調製した薬液はすみやかに散布して下さい。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきって下さい。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液等のアルカリ性薬剤やジチアノン剤、TPN剤等の水和剤および銅剤との混用はさけて下さい。
  • かんきつに使用する場合は次の事項に注意して下さい。
    • 散布後、葉(とくに旧葉)に油浸斑を生じることがありますが日数の経過に従って消失し、落葉を助長することはありません。ただし、かんばつ等で樹勢が弱っている場合には散布しないで下さい。
    • ジチアノン剤との近接散布は果実に薬害を生じる危険がありますのでさけて下さい。
    • ジメトエートとの混用はヤノネカイガラムシ第1世代防除時期には、樹勢により、落葉を助長することがありますのでさけて下さい。
    • ミカンハダニに対し400倍で使用する場合は、2週間から1ヶ月の間隔をおいて2回目の散布を行って下さい。
    • 着色後に散布する場合、果面にべたつく感じが残ることがありますので、そのまま出荷する場合などには留意して下さい。
    • 秋期(10月~11月)に散布する場合、着色前および着色中の果実には散布しないで下さい。
  • りんごに使用する場合、芽出し直後の散布は時期を失しないようにして下さい。遅れて散布しますと、葉の周囲が褐変することがありますので、使用濃度に注意して下さい。
  • びわ(葉)に使用する場合、収穫間際の散布は葉にオイル光を生じることがありますのでさけて下さい。
  • きゅうり、いちごに使用する場合は次の事項を守って下さい。
    • 幼苗期の使用は薬害を生じるおそれがありますのでさけて下さい。
    • 発生初期から7~10日間隔でくりかえし散布することが有効ではありますが、過度の連用はさけて下さい。
    • 収穫間際の散布は果実にオイル光を生じることがありますのでさけて下さい。
    • いちごには他剤との混用、近接散布はさけて下さい。
  • 茶の5~9月のクワシロカイガラムシ対象防除は、摘採直後の幼虫発生期に行い株元まで十分散布し、摘採前4週間は使用しないで下さい。なお、多発生の場合は希釈倍数100倍で使用して下さい。
  • 使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 誤飲に注意して下さい。万一誤って飲み込んだ場合には無理に吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。
  • 散布の際は、農薬用マスク、手袋などをして、散布液を吸い込んだり、多量に浴びたりしないように注意し、作業後は顔、手足等の皮膚の露出部を石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがありますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
  • 使用残りの薬液が生じないよう調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 危険物第4類第3石油類に属しますので、火気には十分注意して下さい。
  • 火気をさけ、直射日光が当たらない低温な場所に密栓して保管して下さい。
  • とくに開栓後は乳化不良防止のため、ゴミ、水分等の混入をさけ、密栓して保管して下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。