ヨーバル®パワーEV箱粒剤
YEOVAL POWER EV GR製品の特長
- 水稲の主要病害虫に優れた効果
- いもち病防除の定番「ルーチン®」(有効成分:イソチアニル)、紋枯病防除剤「エバーゴル®」(有効成分:ペンフルフェン)、新規ジアミド系殺虫剤「ヨーバル®」(有効成分:テトラニリプロール)、ウンカ類への効果の高いピメトロジンの4有効成分からなる水稲育苗箱専用剤です。
- 水稲の主要病害虫であるいもち病、紋枯病、白葉枯病、イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、ウンカ類、チョウ目害虫のニカメイチュウ、コブノメイガ、フタオビコヤガに優れた効果を発揮します。
- 優れた浸透移行性と長い残効
- イソチアニル、ペンフルフェン、テトラニリプロール、ピメトロジンはいずれも浸透移行性に優れ、長い残効性を有しています。
- は種時から移植当日まで使用可能。
- は種時覆土前から移植当日までの幅広い時期で処理が可能です。
製品情報
- 種類名:テトラニリプロール・ピメトロジン・イソチアニル・ペンフルフェン粒剤
- 成分:テトラニリプロール...1.5%、ピメトロジン...3.0%、イソチアニル....2.0%、ペンフルフェン...2.0%
- 性状:類白色細粒
- 登録番号:第24474号
- 荷姿:1kg×12袋、9kg×1袋、10kg×1袋(系統のみ)
- 毒性:普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:4年
- PRTR:
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
最新登録情報
2021年10月
- 使用時期「は種時(覆土前)~移植当日」および「移植3日前~移植当日」に使用量「高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3 cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g)」が追加されました。
- 適用病害虫名「イネヒメハモグリバエ」が使用時期「は種時(覆土前)~移植当日」として追加されました
- 適用病害虫名「穂枯れ(ごま葉枯病菌)」が使用時期「移植3日前~移植当日」として追加されました。
- 使用上の注意事項に以下が追加されました。
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整して下さい。
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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稲(箱育苗) | いもち病 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | は種時(覆土前)~移植当日 | 本剤:1回 テトラニリプロール:1回 ピメトロジン:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内) イソチアニル:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内) ペンフルフェン:1回 | 育苗箱の上から均一に散布する。 | ||||||
紋枯病 | |||||||||||
白葉枯病 | |||||||||||
イネドロオイムシ | |||||||||||
イネミズゾウムシ | |||||||||||
ニカメイチュウ | |||||||||||
コブノメイガ | |||||||||||
イネツトムシ | |||||||||||
フタオビコヤガ | |||||||||||
ツマグロヨコバイ | |||||||||||
イネヒメハモグリバエ | |||||||||||
ウンカ類 | |||||||||||
いもち病 | 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | ||||||||||
紋枯病 | |||||||||||
白葉枯病 | |||||||||||
イネドロオイムシ | |||||||||||
イネミズゾウムシ | |||||||||||
ニカメイチュウ | |||||||||||
コブノメイガ | |||||||||||
イネツトムシ | |||||||||||
フタオビコヤガ | |||||||||||
ツマグロヨコバイ | |||||||||||
イネヒメハモグリバエ | |||||||||||
ウンカ類 | |||||||||||
内穎褐変病 | 移植3日前~移植当日 | ||||||||||
もみ枯細菌病 | |||||||||||
穂枯れ(ごま葉枯病菌) | |||||||||||
内穎褐変病 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | ||||||||||
もみ枯細菌病 | |||||||||||
穂枯れ(ごま葉枯病菌) |
注意事項
使用上の注意事項
- 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整して下さい。
- 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意して下さい。
- 本剤処理後に急激な乾燥が起こりやすい場所や温度変化が大きい場所で育苗した場合、薬害が生じるおそれがあるので、注意して下さい。
- 本剤処理後の極端な低温または高温条件下で薬害を生じるおそれがあるので温度管理に注意し、適切な育苗につとめて下さい。
- 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきは丁寧に行い、移植後田面が露出しないように注意して下さい。
- いぐさ栽培予定水田では使用しないで下さい。また、本剤を処理した稲苗を移植した水田ではいぐさを栽培しないで下さい。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布して下さい。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけて下さい。
- 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 誤食などのないよう注意して下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。 作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないで下さい。
- 移植後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
- 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。