ルーチン®ブライト箱粒剤
Routine Blight box Gralune
製品の特長
- 水稲の主要病害虫に優れた防除効果と残効性を発揮します。
- 優れた紋枯病防除有効成分「ペンフルフェン」を配合しています。また、いもち病防除の新定番「イソチアニル」、幅広い殺虫スペクトラムをもつ「シアントラニリプロール」を含有しています。
- は種時(覆土前)から移植当日まで、幅広い時期で使用可能です。
- QoI剤耐性いもち病菌に有効です。
製品情報
- 種類名:シアントラニリプロール・イソチアニル・ペンフルフェン粒剤
- 成分:シアントラニリプロー…0.75%、 イソチアニル…2.0%、 ペンフルフェン…2.0%
- 性状:類白色細粒
- 登録番号:第24029号
- 荷姿:1kg x 12、10kg
- 毒性:普通物相当(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:4年
- PRTR:
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
最新登録情報
2021年10月
- 適用病害虫名「ヒメトビウンカ」の使用時期が、「は種時(覆土前)~移植当日」に変更されました。
- 使用時期「移植3日前~移植当日」および「移植当日」に使用量「高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g)」が追加されました。
- 使用上の注意事項に以下が追加されました。
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整して下さい。
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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稲(箱育苗) | いもち病 | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | は種時(覆土前)~移植当日 | 本剤:1回 シアントラニリプロール:1回 イソチアニル:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内) ペンフルフェン:1回 | 育苗箱の上から均一に散布する。 | ||||||
もみ枯細菌病 | |||||||||||
紋枯病 | |||||||||||
白葉枯病 | |||||||||||
内穎褐変病 | |||||||||||
イネドロオイムシ | |||||||||||
イネツトムシ | |||||||||||
ニカメイチュウ | |||||||||||
フタオビコヤガ | |||||||||||
コブノメイガ | |||||||||||
イネミズゾウムシ | |||||||||||
ツマグロヨコバイ | |||||||||||
イナゴ類 | |||||||||||
ヒメトビウンカ | |||||||||||
いもち病 | 高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g) | 移植3日前~移植当日 | |||||||||
もみ枯細菌病 | |||||||||||
紋枯病 | |||||||||||
白葉枯病 | |||||||||||
内穎褐変病 | |||||||||||
イネドロオイムシ | |||||||||||
イネツトムシ | |||||||||||
ニカメイチュウ | |||||||||||
フタオビコヤガ | |||||||||||
コブノメイガ | |||||||||||
イネミズゾウムシ | |||||||||||
ツマグロヨコバイ | |||||||||||
イナゴ類 | |||||||||||
ヒメトビウンカ | |||||||||||
穂枯れ(ごま葉枯病菌) | 移植当日 | ||||||||||
疑似紋枯症(褐色紋枯病菌) | |||||||||||
疑似紋枯症(赤色菌核病菌) | |||||||||||
疑似紋枯症(褐色菌核病菌) | |||||||||||
イネヒメハモグリバエ | |||||||||||
穂枯れ(ごま葉枯病菌) | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g | ||||||||||
疑似紋枯症(褐色紋枯病菌) | |||||||||||
疑似紋枯症(赤色菌核病菌) | |||||||||||
疑似紋枯症(褐色菌核病菌) | |||||||||||
イネヒメハモグリバエ |
注意事項
使用上の注意事項
- 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整して下さい。
- 極端な低温での育苗条件では生育抑制を生じるおそれがありますので、温度管理に注意して下さい。
- 育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機にかけて移植して下さい。
- ヒメトビウンカに対しては残効性に注意して下さい。
- 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗等には薬害を生じるおそれがありますので注意して下さい。
- 本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出しないように注意して下さい。
- いぐさ栽培予定水田では使用しないで下さい。また、本剤を処理した稲苗を移植した水田ではいぐさを栽培しないで下さい。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合がありますので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布して下さい。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけて下さい。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 誤食などのないよう注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
- 本剤は眼に対して刺激性がありますので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
- 本剤は皮膚に対して刺激性がありますので皮膚に付着しないよう注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落として下さい。
- 散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼしますので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないで下さい。
- 移植後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。