イネリーグ®フロアブル

INELEAGUE Flowable

製品の特長

  • 3成分で高い除草効果
  • 広い散布適期幅(移植直後~ノビエ3葉期)
  • ノビエへの高い除草効果(殺草効果・残効性)
  • SU抵抗性雑草に対する高い除草効果(ホタルイ・コナギ・アゼナ等)
  • 特殊雑草に対する高い除草効果(クサネム・イボクサ)
  • 水稲に対する高い安全性
  • 無人航空機による処理可能

製品情報

  • 種類名:クロメプロップ・テフリルトリオン・フェントラザミド水和剤
  • 成分:クロメプロップ・・・8.5%、テフリルトリオン・・・5.7%、フェントラザミド・・・5.7%
  • 性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
  • 登録番号:第24008号
  • 荷姿:500ml×20本(系統のみ)2L×6本(系統のみ)
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:4年

注意事項

使用上の注意事項

  • 使用量に合わせ秤量し、使いきって下さい。
  • 本剤は貯蔵中に分離することがあるので、使用に際しては容器をよく振って下さい。
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに時期を失しないように散布して下さい。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するようにして下さい。ホタルイは3葉期まで、ミズガヤツリは4葉期まで、ウリカワは3葉期まで、クログワイ、オモダカは発生始まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始まで、シズイは草丈3cmまでが本剤の散布適期です。また、コナギは3葉期までが散布適期です。クログワイ、オモダカ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用して下さい。
  • 原液湛水散布の場合は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布して下さい。
  • 水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させ、処理後田面水が通常の湛水状態(湛水深3~5cm)に達したときに必ず水を止め、田面水があふれ出ないよう注意して下さい。
  • 無人航空機で滴下する場合は、次の注意を守って下さい。
    • 滴下は使用機種の使用基準に従って実施して下さい。
    • 滴下に当たっては散布装置のノズルを取り外して下さい。
    • 作業中、薬液が漏れないように機体の配管その他の装置の十分な点検を行って下さい。
    • 隣接する圃場に水稲以外の作物が栽培されている場合は、無人航空機による本剤の滴下は行わないで下さい。
    • 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
    • 薬剤滴下に使用した装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理して下さい。
    • 本剤の滴下に使用した無人航空機の散布装置は、水稲以外の作物への薬液散布には使用しないで下さい。
  • 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化および植付作業は丁寧に行って下さい。未熟有機物を使用した場合は、特に丁寧に行って下さい。
  • 以下の条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけて下さい。
    • 砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
    • 軟弱苗を移植した水田
    • 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
  • 稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので使用しないで下さい。
  • 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用はさけて下さい。
  • 散布田の田面水を他の作物に灌水しないで下さい。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意して下さい。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用して下さい。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 誤飲などのないよう注意して下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
  • 水産動植物(藻類)に影響をおよぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
  • 無人航空機による滴下で使用する場合は、飛散しないよう特に注意して下さい。
  • 散布後は水管理に注意して下さい。
  • 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管して下さい。