オルフィン®フロアブル
ALFINE Flowable
製品の特長
- 新規殺菌剤フルオピラム配合
- オルフィンフロアブルは、ピリジニルエチルベンズアミド系のコハク酸脱水素酵素阻害剤(SDHI)フルオピラムを有効成分とする新しい殺菌剤です。
- 幅広い殺菌スペクトラム
- 糸状菌類による多くの病害に効果を示します。とくにボトリチス属菌(灰色かび病など)、スクレロチニア属菌(菌核病など)、うどんこ病菌に活性が高く、安定した防除効果を示します。
- 優れた浸達性・浸透移行性
- 散布後、植物体表面の薬剤はワックス層に吸収され速やかに拡散します。吸収された薬剤は素早く組織内に浸透し処理面の反対側まで達します。さらに組織内に浸透した薬剤は導管を通して上方移行します。その結果、植物体の広範囲に行き渡り、残効性にも寄与します。
- 優れた耐雨性
- 散布後速やかに葉の表面から葉内のワックス層に吸着し拡散します。浸透移行性も高いことにより優れた耐雨性を示し安定した効果が期待できます。
- 汚れが少なく使いやすいフロアブル製剤
製品情報
- 種類名:フルオピラム水和剤
- 成分:フルオピラム・・・41.7%
- 性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
- 登録番号:第23919号
- 荷姿:250ml×20本、1L×12本(北海道のみ)
- 毒性:普通物相当(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:3年
- PRTR:
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
最新登録情報
2020年06月
- 作物名「りんご」に適用病害名「灰色かび病(希釈倍数:4000倍)」が追加されました。
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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りんご | うどんこ病 | 4000倍 | 200~700L/10a | 収穫7日前まで | 本剤:3回以内 フルオピラム:3回以内 | 散布 | |||||
黒星病 | |||||||||||
黒点病 | |||||||||||
斑点落葉病 | |||||||||||
モニリア病 | |||||||||||
灰色かび病 | |||||||||||
なし | 黒星病 | 収穫前日まで | |||||||||
黒斑病 | |||||||||||
もも | 黒星病 | ||||||||||
ネクタリン | |||||||||||
小粒核果類 | 灰星病 | ||||||||||
おうとう | |||||||||||
ぶどう | 灰色かび病 | 収穫14日前まで | |||||||||
豆類(種実、ただし、らっかせいを除く) | 菌核病 | 2000倍 | 100~150L/10a | 収穫7日前まで | |||||||
灰色かび病 | |||||||||||
たまねぎ | 小菌核病 | 2000~3000倍 | 収穫前日まで | ||||||||
灰色かび病 | |||||||||||
灰色腐敗病 | |||||||||||
はくさい | 白斑病 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 本剤:1回 フルオピラム:1回 | |||||||
黒斑病 | |||||||||||
キャベツ | 菌核病 | ||||||||||
レタス | |||||||||||
灰色かび病 | |||||||||||
リーフレタス | 菌核病 | 収穫14日前まで | |||||||||
灰色かび病 | |||||||||||
いちご | 収穫前日まで | ||||||||||
うどんこ病 |
注意事項
使用上の注意事項
- 使用に際しては容器をよく振って下さい。
- 使用液量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節して下さい。
- 調製した薬液は、調製した当日に使い切って下さい。
- りんごに使用する場合、品種「つがる」は開花期までの散布で果そう葉に褐点を生じるおそれがありますので注意して下さい。
- 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
- 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 誤飲などのないよう注意して下さい。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
- 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密栓して保管して下さい。