エバーゴル®ワイド箱粒剤

EVERGOL WIDE GR

製品の特長

  • イネの主要病害虫に優れた効果と残効性を発揮します。
    • イネの主要病害虫であるいもち病、紋枯病、イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、ツマグロヨコバイやチョウ目害虫のコブノメイガ、フタオビコヤガなどに優れた効果を発揮します。また、疑似紋枯症(褐色紋枯病菌、赤色菌核病菌、褐色菌核病菌)や細菌性病害の白葉枯病に対しても効果を示します。
  • 新しい紋枯病防除剤「エバーゴル(有効成分ペンフルフェン)」を配合しています。
    • 新規紋枯病防除剤エバーゴル、いもち病防除剤ルーチン(有効成分イソチアニル)を含む4つの有効成分を含んだ育苗箱施用剤です。
  • 浸透移行性に優れ、長い残効性があります。
    • 各有効成分とも浸透移行性に優れ、長い残効性があります。
  • は種から田植え当日まで使用可能です。
    • 1剤で、は種時覆土前~田植え当日まで、幅広い処理時期が可能になりました。

製品情報

  • 種類名:イミダクロプリド・クロラントラニリプロール・イソチアニル・ペンフルフェン粒剤
  • 成分:イミダクロプリド…2.0% クロラントラニリプロール…0.75% イソチアニル…2.0% ペンフルフェン…2.0%
  • 性状:類白色細粒
  • 登録番号:第23459号
  • 荷姿:1kg×12袋 9kg×1袋
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:4年
  • PRTR:

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  稲(箱育苗) 疑似紋枯症(褐色紋枯病菌) 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50g 移植当日本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内)
クロラントラニリプロール:1回
イソチアニル:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内)
ペンフルフェン:1回
育苗箱の上から均一に散布する。  
  疑似紋枯症(赤色菌核病菌)
  疑似紋枯症(褐色菌核病菌)
  もみ枯細菌病
  穂枯れ(ごま葉枯病菌)は種時(覆土前)~移植当日
  白葉枯病
  内穎褐変病
  イネドロオイムシ
  イネミズゾウムシ
  ウンカ類
  ツマグロヨコバイ
  ニカメイチュウ
  コブノメイガ
  イネツトムシ
  フタオビコヤガ
  いもち病
  紋枯病
  イネドロオイムシは種前育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する。
  イネミズゾウムシ
  ウンカ類
  ツマグロヨコバイ
  ニカメイチュウ
  コブノメイガ
  イネツトムシ
  フタオビコヤガ
  いもち病
  紋枯病
  イネドロオイムシ高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50~100g)移植3日前~移植当日育苗箱の上から均一に散布する。
  イネミズゾウムシ
  ウンカ類
  ツマグロヨコバイ
  ニカメイチュウ
  コブノメイガ
  イネツトムシ
  フタオビコヤガ
  いもち病
  紋枯病
  穂枯れ(ごま葉枯病菌)
  白葉枯病
  内穎褐変病
  疑似紋枯症(褐色紋枯病菌)移植当日
  疑似紋枯症(赤色菌核病菌)
  疑似紋枯症(褐色菌核病菌)
  もみ枯細菌病

注意事項

使用上の注意事項

  • 本剤を床土または覆土に混和処理する場合、処理後速やかに使用して下さい。また本剤を処理した床土または覆土を放置しないで下さい。
  • 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整して下さい。
  • 極端な低温での育苗条件では生育抑制を生じるおそれがありますので、温度管理に注意して下さい。
  • 梅雨明け後の高温時の晩期栽培では、は種前およびは種時の処理により薬害が生じるおそれがありますので、これらの時期での使用をさけて下さい。
  • 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがありますので注意して下さい。
  • 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出しないように注意して下さい。
  • いぐさ栽培予定水田では使用しないで下さい。また、本剤を処理した稲苗を移植した水田ではいぐさを栽培しないで下さい。
  • きく等の他作物に影響を及ぼす場合がありますので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布して下さい。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけて下さい。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 誤食などのないよう注意して下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼしますので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないで下さい。
  • 移植後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
  • 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。