ルーチントレス®箱粒剤
ROUTINE TRES GR
製品の特長
- 育苗箱処理で水稲の主要病害虫に高い防除効果を示します。
- 水稲主要病害虫のいもち病、イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、ツマグロヨコバイ、ウンカ類、フタオビコヤガ、コブノメイガ、ニカメイチュウ、イネツトムシなどに対して高い防除効果を発揮します。また、細菌性病害の白葉枯病に対しても効果があります。
- は種前から移植当日までと広い処理適期幅を示す薬剤です。
- 植物病害抵抗性誘導型殺菌剤であるため耐性菌発達リスクが小さい薬剤です。
- ルーチンは、既存のイネいもち病薬剤耐性菌に対しても有効です。
- 稲に対し高い安全性があり、優れた残効性があります。
製品情報
- 種類名:イミダクロプリド・クロラントラニリプロール・イソチアニル粒剤
- 成分:イミダクロプリド…2.0% クロラントラニリプロール…0.75% イソチアニル…2.0%
- 性状:類白色細粒
- 登録番号:第22915号
- 荷姿:1kg×12袋 9kg×1袋 10kg×1袋
- 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:4年
- PRTR:
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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稲(箱育苗) | 苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) | 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5㍑)1箱当り50g | は種前 | 本剤:1回 イミダクロプリド:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) クロラントラニリプロール:1回 イソチアニル:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内) | 育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する | ||||||
イネアザミウマ | |||||||||||
イネツトムシ | |||||||||||
ツマグロヨコバイ | |||||||||||
ウンカ類 | |||||||||||
イネヒメハモグリバエ | |||||||||||
イネミズゾウムシ | |||||||||||
イネドロオイムシ | |||||||||||
コブノメイガ | |||||||||||
ニカメイチュウ | |||||||||||
フタオビコヤガ | |||||||||||
いもち病 | |||||||||||
イネアザミウマ | は種時(覆土前)~移植当日 | 育苗箱の上から均一に散布する。 | |||||||||
イネツトムシ | |||||||||||
ツマグロヨコバイ | |||||||||||
ウンカ類 | |||||||||||
イネヒメハモグリバエ | |||||||||||
イネミズゾウムシ | |||||||||||
イネドロオイムシ | |||||||||||
コブノメイガ | |||||||||||
ニカメイチュウ | |||||||||||
フタオビコヤガ | |||||||||||
いもち病 | |||||||||||
穂枯れ(ごま葉枯病菌) | |||||||||||
白葉枯病 | |||||||||||
もみ枯細菌病 | |||||||||||
苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) | は種時(覆土前) | ||||||||||
内穎褐変病 | 移植当日 |
注意事項
使用上の注意事項
- 本剤を床土または覆土に混和処理する場合、処理後速やかに使用して下さい。また本剤を処理した床土または覆土を放置しないで下さい。
- 梅雨明け後の高温時の晩期栽培では、は種前およびは種時の処理により薬害が生じるおそれがありますので、これらの時期での使用をさけて下さい。
- 軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがありますので注意して下さい。
- 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出しないように注意して下さい。
- いぐさ栽培予定水田では使用しないで下さい。また、本剤を処理した稲苗を移植した水田ではいぐさを栽培しないで下さい。
- きく等の他作物に影響を及ぼす場合がありますので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布して下さい。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけて下さい。
- 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 誤食などのないように注意して下さい。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
- 散布器具および容器の洗浄水は河川等に流さないで下さい。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。