バイエルイノーバ®DXアップ1キロ粒剤51
INNOVA DX UP 1KG Granule 51製品の特長
- 田植同時散布に最適な薬剤です。
- 効果持続性が長く、田植同時散布でも、通常の圃場条件では、1回の散布で雑草を防除できます。
- 移植時からノビエの2.5葉期まで長い期間にわたって使用できますので、ゆとりをもって雑草を防除できます。
- スルホニルウレア抵抗性ホタルイ・コナギ・アゼナ類に対してフェントラザミド・ブロモブチドが優れた効き目を発揮します。
- ノビエなどの一年生雑草から、ホタルイ、ウリカワ、セリなどの多年生雑草まで、高い除草効果を示します。各種雑草に対して、散布後、通常50日程度の効果持続が期待できます。
- 移植水稲に対して優れた選択性があり、田植同時散布においても安心して使用できます。
- 直播水稲に対して安全性を有しています。
製品情報
- 種類名:ダイムロン・フェントラザミド・ブロモブチド・ベンスルフロンメチル粒剤
- 成分:ダイムロン…4.5% フェントラザミド…3.0% ブロモブチド…9.0% ベンスルフロンメチル…0.51%
- 性状:類白色細粒
- 登録番号:第21571号
- 荷姿:1kg×12袋 4kg×4袋
- 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:4年
注意事項
使用上の注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきって下さい。
- 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの2.5葉期までに、時期を失しないように散布して下さい。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出ますので、必ず適期に散布するようにして下さい。ホタルイ、ミズガヤツリは2葉期まで、ウリカワは2葉期まで(ただし、北陸は発生始期まで)、ヒルムシロは発生期まで、クログワイ、オモダカは発生始期まで、セリは再生前から再生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。クログワイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示しませんので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用して下さい。
- 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)で、まきむらが生じないように均一に散布して下さい。また、極端な浅水や深水での使用はさけて下さい。
- 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化および植付作業はていねいに行って下さい。未熟有機物を使用した場合は、とくにていねいに行って下さい。
- 以下の条件では薬害を生じるおそれがありますので使用をさけて下さい。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の1葉期以降に使用し、稲の根が露出している時の使用はさけて下さい。
- 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合がありますので使用はさしひかえて下さい。
- 散布田の田面水を他の作物に灌水しないで下さい。
- 本剤は、移植前に生育したミズガヤツリには効果が劣りますので、物理的防除方法などを用いて移植前に防除してから使用して下さい。
- 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがありますので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意して下さい。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 誤食などのないよう注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。
- 本剤は眼に対して刺激性がありますので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼしますので養魚田では使用しないで下さい。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
- 散布後は水管理に注意して下さい。
- 散布器具の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
- 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
- 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
- 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。