アリエッティ®水和剤
ALIETTE WP
製品の特長
- べと病菌、疫病菌やアルタナリア属菌などに高い効果を示します。
- 浸透移行性に優れ、植物体内を上方へも下方へも移行します。
- 病原菌に対する直接作用とともに植物自体が持つ自己防衛機能を高め、病原菌の侵入を防ぎます。
- 植物の生育の盛んな時期に使用すると、高い効果を発揮します。
- 予防効果に優れ、散布後に伸長した新梢での発病を抑制します。
- ほうれんそう、わけぎに登録されている数少ない殺菌剤です。
- 耐性菌出現の可能性はほとんどありません。
製品情報
- 種類名:ホセチル水和剤
- 成分:ホセチル…80.0%
- 性状:類白色水和性粉末45μm以下
- 登録番号:第15548号
- 荷姿:500g×20袋
- 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:3年
- PRTR:
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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ぶどう | べと病 | 800倍 | 200~700L/10a | 収穫30日前まで | 本剤:3回以内 ホセチル:3回以内 | 散布 | |||||
かんきつ | 苗疫病 | 400~800倍 | 収穫前日まで | ||||||||
褐色腐敗病 | |||||||||||
なし | 黒斑病 | 800倍 | 収穫14日前まで | ||||||||
輪紋病 | |||||||||||
疫病 | 800~1000倍 | ||||||||||
キウイフルーツ | 果実軟腐病 | 600倍 | 幼果期まで 但し 収穫120日前まで | 本剤:2回以内 ホセチル:2回以内 | |||||||
パッションフルーツ | 疫病 | 800倍 | 収穫7日前まで | 本剤:3回以内 ホセチル:3回以内 | |||||||
パイナップル | 心腐病 | 200倍 | - | 植付時 | 本剤:1回 ホセチル:2回以内(苗浸漬は1回以内) | 苗浸漬 | |||||
400~800倍 | 100mL/株 | 開花期まで | 本剤:2回以内 ホセチル:2回以内(苗浸漬は1回以内) | 土壌灌注 | |||||||
根腐萎凋病 | |||||||||||
さるなし | 果実軟腐症 | 600倍 | 200~700L/10a | 収穫60日前まで | 本剤:1回 ホセチル:1回 | 散布 | |||||
りんご | すす点病 | 800~1000倍 | 収穫前日まで | 本剤:3回以内 ホセチル:3回以内 | |||||||
すす斑病 | |||||||||||
斑点落葉病 | |||||||||||
褐斑病 | 1000倍 | ||||||||||
にんじん | 黒葉枯病 | 800倍 | 100~300L/10a | 収穫7日前まで | |||||||
かぼちゃ | 疫病 | 400~800倍 | 収穫前日まで | ||||||||
べと病 | |||||||||||
きゅうり | |||||||||||
メロン | 800倍 | ||||||||||
ねぎ | 収穫3日前まで | ||||||||||
疫病 | |||||||||||
わけぎ | べと病 | ||||||||||
疫病 | |||||||||||
ほうれんそう | べと病 | 1500倍 | 収穫前日まで | 本剤:2回以内 ホセチル:2回以内 | |||||||
白斑病 | |||||||||||
なばな | 白さび病 | 2000倍 | |||||||||
みつば | べと病 | 1000倍 | 収穫14日前まで 但し伏せ込み栽培は伏せ込み前まで | ||||||||
畑わさび(根茎) | 600倍 | 収穫21日前まで | 本剤:3回以内 ホセチル:3回以内 | ||||||||
わさび(根茎) | 畑育苗期 | ||||||||||
サラダ菜 | 褐斑病 | 1500倍 | 収穫3日前まで | 本剤:2回以内 ホセチル:2回以内 | |||||||
エンサイ | 白さび病 | 1000倍 | 収穫7日前まで | ||||||||
ホップ | べと病 | 800倍 | 200~700L/10a | 収穫14日前まで | 本剤:3回以内 ホセチル:3回以内 | ||||||
たばこ | 疫病 | 400~800倍 | 200mL/株 | 大土寄時 | 本剤:2回以内 ホセチル:2回以内 | 株元灌注 | |||||
舞病 | 100mL/株 | 移植時 |
注意事項
使用上の注意事項
- 散布液調製後できるだけ速やかに散布して下さい。
- 石灰硫黄合剤およびボルドー液との混用はさけて下さい。
- 無機銅を含む剤との混用および近接散布は薬害を生じるおそれがありますのでさけて下さい。また、葉面散布肥料との混用は薬害を生じるおそれがありますのでさけて下さい。
- ほうれんそう、わけぎに使用する場合、誤って高濃度で散布すると薬害を生じることがありますので、所定濃度を厳守し、重複散布をさけて下さい。
- なし(ただし、幸水および豊水を除く)に使用する場合、6月中旬までの散布は、葉に薬害を生じるおそれがありますのでさけて下さい。なお、幸水および豊水に使用する場合、6月中旬までの散布は、葉にクロロシス等を生じる場合がありますが、通常は実用上問題ない程度です。
- かんきつに使用する場合、未硬化葉がコルク化する薬害が生じるおそれがありますので留意して下さい。
- みかんに使用する場合、高温時は日焼け果発生を助長するおそれがありますので注意して下さい。
- ぶどうに使用する場合、幼果期から果粒肥大期の散布は、果粉の溶脱を引き起こしますので使用はさけ、新梢伸長期から落花期までおよび袋掛け以降に使用して下さい。
- 本剤を使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ち込まれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落として下さい。
- ☆フロアブル剤と混用する場合、必ずフロアブル剤を最初に所定濃度に希釈してから本剤を加えて下さい。
安全使用上の注意事項
- 誤飲、誤食などのないよう注意して下さい。
- 粉末は眼に対して刺激性がありますので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
- 高温あるいは吸湿しやすい条件下では、物理的性状が劣化するおそれがありますので、直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。