ロブラール®水和剤
ROVRAL WP
製品の特長
- 各種作物の主要病害に卓効を示します。
- 野菜・果樹のアルタナリア属菌、ボトリチス属菌、スクレロチニア属菌、モニリア属菌やヘルミントスポリウム属菌、カーブラリア属菌などによる重要病害に卓効を示します。
- 適期防除で優れた効果があります。
- 本剤は持続効果が長く、早めの防除で的確な予防効果を発揮します。
- 各種耐性菌に有効です。
- ベンズイミダゾール系殺菌剤、ジエトフェンカルブ剤、ポリオキシン剤の耐性菌が問題になっている灰色かび病、斑点落葉病、黒斑病、灰星病などに高い効果を発揮します。
- 作物により常温煙霧による使用も可能です。
製品情報
- 種類名:イプロジオン水和剤
- 成分:イプロジオン…50.0%
- 性状:類白色水和性粉末45μm以下
- 登録番号:第14212号
- 荷姿:100g×25袋×4 500g×20袋
- 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:4年
- PRTR:1種イプロジオン…50.0%
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
最新登録情報
2022年12月
- 作物名「かんきつ」及び「りんご」が削除されました。
- 使用上の注意事項で「かんきつ」と「りんご」に関する注意事項が削除されました。
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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きゅうり | 温室、ガラス室、ビニールハウス等の密閉できる場所 | 灰色かび病 | 200g/10a | 5L/10a | 収穫前日まで | 本剤:4回以内 イプロジオン:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) | 常温煙霧 | ||||
トマト | 本剤:3回以内 イプロジオン:4回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は3回以内) | ||||||||||
ミニトマト | |||||||||||
ぶどう | 6L/10a | 開花期~幼果期、但し、収穫60日前まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:3回以内 | ||||||||
なし | 黒斑病 | 1000~1500倍 | 200~700L/10a | 収穫14日前まで | 本剤:5回以内 イプロジオン:5回以内 | 散布 | |||||
もも | 灰星病 | 収穫前日まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:3回以内 | ||||||||
ホモプシス腐敗病 | 1000倍 | ||||||||||
ネクタリン | 灰星病 | 1000~1500倍 | |||||||||
ホモプシス腐敗病 | 1000倍 | ||||||||||
おうとう | 灰星病 | 1000~1500倍 | |||||||||
黒かび病 | 1000倍 | ||||||||||
すもも | 灰星病 | 1000~1500倍 | |||||||||
あんず | 収穫3日前まで | ||||||||||
びわ | 灰色かび病 | 収穫前日まで | |||||||||
うめ | 収穫45日前まで | 本剤:2回以内 イプロジオン:2回以内 | |||||||||
環紋葉枯病 | |||||||||||
食用桑(果実) | 菌核病 | 1000倍 | 収穫14日前まで | ||||||||
キウイフルーツ | 果実軟腐病 | 1000~1500倍 | 収穫前日まで | 本剤:4回以内 イプロジオン:4回以内 | |||||||
灰色かび病 | 開花期~落花期 | ||||||||||
貯蔵病害(灰色かび病) | 1500~2000倍 | 収穫前日まで | |||||||||
ぶどう | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | 開花期~幼果期 但し、収穫60日前まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:3回以内 | |||||||
白腐病 | |||||||||||
黒とう病 | 1000倍 | ||||||||||
マンゴー | 灰色かび病 | 収穫7日前まで | |||||||||
はとむぎ | 葉枯病 | 60~150L/10a | 収穫21日前まで | ||||||||
8倍 | 3.2L/10a | 無人航空機による散布 | |||||||||
いちご | 灰色かび病 | 1500倍 | 100~300L/10a | 収穫前日まで | 本剤:4回以内 イプロジオン:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) | 散布 | |||||
黒斑病 | |||||||||||
菌核病 | |||||||||||
ピーマン | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
菌核病 | 1000倍 | ||||||||||
なす | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
黒枯病 | |||||||||||
菌核病 | 1000倍 | ||||||||||
すすかび病 | |||||||||||
褐色斑点病 | |||||||||||
きゅうり | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
菌核病 | 1000倍 | ||||||||||
つる枯病 | |||||||||||
すいか | 菌核病 | ||||||||||
つる枯病 | |||||||||||
メロン | 菌核病 | ||||||||||
つる枯病 | |||||||||||
ズッキーニ | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
キャベツ | 菌核病 | 1000倍 | 収穫7日前まで | ||||||||
株腐病 | |||||||||||
薬用にんじん | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | 収穫14日前まで | ||||||||
斑点病 | |||||||||||
にんじん | |||||||||||
黒葉枯病 | |||||||||||
種子重量の0.5% | - | は種前 | 本剤:1回 イプロジオン:5回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は4回以内) | 種子粉衣 | |||||||
漬物用メロン | 菌核病 | 1000倍 | 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 本剤:1回 イプロジオン:2回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は1回以内) | 散布 | |||||
つる枯病 | |||||||||||
オクラ | 黒斑病 | 2000倍 | 収穫前日まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:4回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は3回以内) | |||||||
灰色かび病 | |||||||||||
トマト | 1000~1500倍 | ||||||||||
輪紋病 | 1000倍 | ||||||||||
斑点病 | |||||||||||
ミニトマト | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
輪紋病 | 1000倍 | ||||||||||
斑点病 | |||||||||||
ごぼう | 菌核病 | 収穫3日前まで | |||||||||
あしたば | 葉枯病 | 収穫7日前まで | |||||||||
たまねぎ | 灰色かび病 | ||||||||||
灰色腐敗病 | |||||||||||
黒斑病 | |||||||||||
くきちしゃ | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
菌核病 | 1000倍 | ||||||||||
すそ枯病 | |||||||||||
レタス | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | 収穫14日前まで | ||||||||
菌核病 | 1000倍 | ||||||||||
すそ枯病 | |||||||||||
しそ | 菌核病 | 2000倍 | |||||||||
バジル | |||||||||||
はくさい | 1000倍 | ||||||||||
白斑病 | 1000~1500倍 | ||||||||||
黒斑病 | |||||||||||
ねぎ | ボトリチス葉枯症 | ||||||||||
黒斑病 | |||||||||||
小菌核腐敗病 | |||||||||||
500倍 | 0.5~1L/m2 | 株元灌注 | |||||||||
白絹病 | 500~1000倍 | 1L/m2 | |||||||||
あさつき | ボトリチス葉枯症 | 1000~1500倍 | 100~300L/10a | 散布 | |||||||
黒斑病 | |||||||||||
小菌核腐敗病 | |||||||||||
わけぎ | ボトリチス葉枯症 | 本剤:3回以内 イプロジオン:3回以内 | |||||||||
黒斑病 | |||||||||||
小菌核腐敗病 | |||||||||||
らっきょう | 灰色かび病 | 1000倍 | 収穫30日前まで | ||||||||
ばれいしょ | 菌核病 | 収穫前日まで | 本剤:4回以内 イプロジオン:4回以内(種いも散布は1回以内) | ||||||||
夏疫病 | |||||||||||
黒あざ病 | 125倍 | 3L/種いも100kg | 植付前 | 本剤:1回 イプロジオン:4回以内(種いも散布は1回以内) | 種いも散布 | ||||||
さやえんどう | 灰色かび病 | 1500倍 | 100~300L/10a | 収穫前日まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:4回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は3回以内) | 散布 | |||||
えだまめ | 1000倍 | 収穫30日前まで | |||||||||
菌核病 | |||||||||||
未成熟そらまめ | 赤色斑点病 | 収穫前日まで | |||||||||
実えんどう | 灰色かび病 | ||||||||||
だいず | 収穫21日前まで | ||||||||||
菌核病 | |||||||||||
あずき | 灰色かび病 | ||||||||||
菌核病 | |||||||||||
いんげんまめ | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
菌核病 | 500~1000倍 | ||||||||||
らっかせい | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | |||||||||
てんさい | 葉腐病 | 500~1000倍 | |||||||||
食用ゆり | 葉枯病 | 1000倍 | 収穫7日前まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:3回以内 | |||||||
ししとう | 灰色かび病 | 2000倍 | 収穫前日まで | 本剤:2回以内 イプロジオン:3回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は2回以内) | |||||||
とうがらし類(ししとうを除く) | 収穫3日前まで | ||||||||||
葉たまねぎ | 1000倍 | 収穫14日前まで | |||||||||
灰色腐敗病 | |||||||||||
黒斑病 | |||||||||||
ひろしまな | 白斑病 | ||||||||||
未成熟ささげ | 灰色かび病 | 1500倍 | 収穫前日まで | ||||||||
葉ごぼう | 菌核病 | 1000倍 | 収穫30日前まで | ||||||||
のざわな | 収穫35日前まで | ||||||||||
みぶな | 収穫45日前まで | ||||||||||
みつば(軟化栽培) | 根株養成期 地上部切り取り前 但し、収穫35日前まで | 本剤:2回以内 イプロジオン:4回以内(種子粉衣は1回以内、散布は2回以内、土壌灌注は1回以内) | |||||||||
2L/m2 | 伏込時 但し、収穫30日前まで | 本剤:1回 イプロジオン:4回以内(種子粉衣は1回以内、散布は2回以内、土壌灌注は1回以内) | 土壌灌注 | ||||||||
畑わさび | 墨入病 | - | 定植時 | 本剤:1回 イプロジオン:5回以内(種子粉衣は1回以内、苗浸漬は1回以内、定植後は3回以内) | 定植時に20時間苗浸漬し、更に定植後に灌注する。 | ||||||
500倍 | 3L/m2 | 定植後 但し、収穫30日前まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:5回以内(種子粉衣は1回以内、苗浸漬は1回以内、定植後は3回以内) | ||||||||
うど | 黒斑病 | 1000倍 | 100~300L/10a | 根株養成期 但し、収穫50日前まで | 本剤:3回以内 イプロジオン:4回以内(散布は3回以内、土壌灌注は1回以内) | 散布 | |||||
菌核病 | 6L/m2 | 伏せ込み時 但し、収穫21日前まで | 本剤:1回 イプロジオン:4回以内(散布は3回以内、土壌灌注は1回以内) | 土壌灌注 | |||||||
アスパラガス | 茎枯病 | 2000倍 | 100~300L/10a | 収穫前日まで | 本剤:5回以内 イプロジオン:6回以内(種子粉衣は1回以内、は種後は5回以内) | 散布 | |||||
斑点病 | |||||||||||
褐斑病 | |||||||||||
茶 | 灰色かび病 | 1000~1500倍 | 200~400L/10a | 摘採21日前まで | 本剤:2回以内 イプロジオン:2回以内 | ||||||
スターチス | 100~300L/10a | - | 本剤:8回以内 イプロジオン:8回以内(種子粉衣は1回以内) | ||||||||
りんどう | 苗腐敗症(アルタナリア菌) | 250~500倍 | - | は種前 | 本剤:1回 イプロジオン:2回以内(種子浸漬は1回以内) | 48時間種子浸漬 | |||||
1000倍 | 100~300L/10a | 本葉展開直後~定植前 | 本剤:2回以内 イプロジオン:2回以内(種子浸漬は1回以内) | 散布 | |||||||
たばこ | 菌核病 | 1500~2000倍 | 200mL/株 | 大土寄時 | 本剤:1回 イプロジオン:1回 | 株元灌注 | |||||
芝 | 葉腐病(ブラウンパッチ) | 1000~1500倍 | 1L/m2 | 発病初期 | 本剤:8回以内 イプロジオン:8回以内 | 散布 | |||||
ヘルミントスポリウム葉枯病 | |||||||||||
日本芝 | 葉腐病(ラージパッチ) | ||||||||||
西洋芝(ベントグラス) | ダラースポット病 | ||||||||||
野菜類 | アルタナリア菌による病害 | 種子重量の0.5% | - | は種前 | 本剤:1回 イプロジオン:1回 | 種子処理機による種子粉衣 | |||||
花き類 |
注意事項
使用上の注意事項
- 本剤の所定量に少量の水を加えて糊状にねり、のち所要量の水を加え、十分かきまぜて散布液を調製して下さい。
- 散布液調製後はできるだけ速やかに散布して下さい。
- ボルドー液、石灰硫黄合剤との混用はさけて下さい。
- 使用の際は展着剤を加用して下さい。
- 畑わさびの墨入病に使用する場合、定植時に20時間苗浸漬した後、さらに定植後に1㎡当3Lを約30日間隔で3回灌注して下さい。
- ぶどうに使用する場合、果実肥大期以降の散布は、果実に汚染を生じるおそれがありますのでさけ、開花~幼果期までにして下さい。
- すいかに使用する場合、草勢が弱っている時の散布は薬害を生じるおそれがありますので注意して下さい。
- 薬剤耐性菌の出現を防ぐため、過度の連用をさけてなるべく作用性の異なる薬剤と組み合わせ輪番で使用して下さい。
- みつばに使用する場合、伏込前または土寄せ前に切り取った地上部を食用に供さないで下さい。
- ハウスなどの常温煙霧として使用する場合、以下の事に注意して下さい。
- 専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧して下さい。とくに常温煙霧装置の選定および使用に当っては病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
- 作業はできるだけ夕刻に行い、作業終了後6時間以上密閉して下さい。
- 定植直後や幼苗、軟弱苗など草勢の弱っている時は、薬害を生じるおそれがありますので使用はさけて下さい。
- ぶどうに使用する場合、巨峰以外の品種では薬害を生じるおそれがありますので注意して下さい。
- 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守って下さい。
- 散布は散布機種の散布基準に従って実施して下さい。
- 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用して下さい。
- 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行って下さい。
- 周辺に栽培されている作物に飛散しないよう十分注意して下さい。
- 散布薬液の飛散による他の分野への影響に注意して、散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意して下さい。
- 散布終了後は次の項目を守って下さい。
- 使用後の空袋は放置せず、安全な場所に廃棄して下さい。
- 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。
- 機体の散布装置は十分洗浄すること。また、薬液タンクの洗浄廃液は河川等に流さないで下さい。
- 蚕に対して影響がありますので、桑に使用後15日間は蚕に桑葉を給餌しないで下さい。
- 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 本剤は眼に対して刺激性がありますので、眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
- 使用の際は不浸透性手袋などを着用して下さい。使用後は洗眼して下さい。
- 常温煙霧中はハウス内へ入らないで下さい。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室して下さい。
- 公園等で使用する場合は、使用中および使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払って下さい。
- 水産動植物(魚類・甲殻類)に影響を及ぼすおそれがありますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
- 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密封して保管して下さい。
- 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
- 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
- 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。