明日の農業へ続く道を切り開く、次世代の農業リーダーを募集
第4回世界若者農業サミット、2019年にブラジルの首都 ブラジリアで開催
明日の農業へ続く道を切り開く、次世代の農業リーダーを募集
第4回世界若者農業サミット、2019年にブラジルの首都 ブラジリアで開催
- 農業従事者の支援団体「Nuffieldブラジル」および、世界最大級の学生組織AIESECのブラジル支部である「AIESECブラジル」と共催
- 応募は、英語による課題動画を2019年1月10日(日本時間1月11日午前8時59分)までに、オンライン(http://youthagsummit.com/home/)で提出
- 日本からは代表2名を選出予定
東京、2018年11月1日 – バイエル社 クロップサイエンス部門(拠点:ドイツ、モンハイム)は、2019年11月4日から6日まで、第4回世界若者農業サミットを、ブラジルの首都 ブラジリアで開催します。本サミットに招聘される100人は、日本を含む世界中の18~25歳(日本は20~25歳)の農業や食糧問題に高い関心を持つ若きリーダーを対象に募集し、英語による課題動画によって選出されます。日本代表は、バイエル クロップサイエンス株式会社によって2名を選出する予定です。
本サミットは、広く世界の若者が農業に目を向けること、さらには農業の未来を担うリーダーの育成を見据えて、バイエル社クロップサイエンス部門が世界規模で取り組む農業教育プログラムのひとつです。4回目の開催となる今回は、奨学金プログラム等で農業従事者の支援をおこなう団体「Nuffieldブラジル」と、世界中の国と地域で活動する世界最大級の学生組織AIESECのブラジル支部「AIESECブラジル」の2団体と共同開催します。
若者の農業離れは、今や先進国共通の社会問題となっています。世界人口は、2050年には100億人に迫るところまで急増するとも予測されるなか、農業に従事する次世代の若き農業リーダーが、より明確なビジョン、長期的な視野、柔軟な想像力を備え、世界規模で農業課題に共に取り組み、より有益なソリューションを導き出していくことが、急務となってきています。本サミットでは、世界中から選ばれた100人の若きリーダーたちが集まり、現代社会の最も大きな問題のひとつである「いかにして地球レベルで食糧を安定的かつ持続可能な方法で供給していくのか」について話し合い、そのソリューションの創出に挑みます。
「自然資源を維持しながら、人口の増加に取り組まなければならない現在ほど、農業のイノベーションが重要な時代はありません」と、バイエル社の経営委員会委員でクロップサイエンス部門代表のリアム・コンドンは述べています。「明日のリーダーとして、農業の未来を形成する情熱を持った若者は、こうした取り組みの最前線に立つ必要があります」
英語による動画課題は、“Feeding a Hungry Planet”(地球レベルでの食糧安定供給について)というテーマで、自身が考えるプロジェクトについて述べるもので「国連の持続可能な開発目標(UN Sustainable Development Goals:SDGs)」の要件に沿って、食糧問題に取り組むためのアイデアに言及している必要があります。応募者には、SDGsを実現するために若者が変革者となり、明日の農業へ続く道をどのように切り開くのか、世界中を巻き込む大きなものから地域に根差したものまで、多様なプロジェクトやアイデアが期待されています。募集はオンラインで行い、2019年1月10日(日本時間1月11日午前8時59分)まで受け付けています。応募方法や本サミットの詳細は、募集要項をご確認ください。
2019年、世界若者農業サミットは、初めて南米で開催されます。「世界若者農業サミットは、わずか5年間で世界に影響を及ぼす300人以上の優秀な人材を輩出し、変革の大きな力となりました」と、中南米地域のクロップサイエンス部門責任者のロドリゴ・サントスは述べています。「南米での初のサミットの開催を非常に嬉しく思います。私は、ブラジルの豊かな農業セクターが、食糧危機に取り組むための革新的なアイデアを開発し、食糧や農業における将来のリーダーとして次のステップを踏み出すよう、参加者たちに刺激を与えられることを願っています」
「私たちは、リーダーシップこそ世界を変える基礎となるソリューションであると考えています。若者が食糧安全保障と持続可能な農業の積極的なリーダーになれるよう促さなければなりません」と、AIESECブラジルの事業開発責任者のジョナサン・ヴォルパート氏は述べています。「私たちは、バイエルとパートナーシップを組み、イノベーションと持続可能性が互いを推進し合っているブラジルで、若きリーダーたちが農業の活性化につながる活動に参加することを非常に嬉しく思います。私たちは、こういった将来のリーダーたちを、より良い未来を開く鍵と考えており、来年、参加者たちに会えることを楽しみにしています」
Nuffieldブラジル代表のファビアーノ・パガネッラ氏は「農業は、生産者、科学者、起業家、社会活動家といった次世代の若者によって形成されていきます。第4回世界若者農業サミットにおけるバイエルとのパートナーシップは、未来の才能を支援し、明日の農業リーダーたちを結びつけるチャンスであり、差し迫った社会的課題の解決と、より良い未来の構築をもたらすと思います」と述べています。
【第4回世界若者農業サミットの募集要項】
◇開催日程 | 2019年11月4日から6日(3日間) |
---|---|
◇場所 | ブラジル ブラジリア市 |
◇費用 | 旅費および滞在費は バイエル が負担 |
◇応募資格 |
|
◇動画のテーマ |
|
◇プロフィール作成 | プロフィールには以下の内容を含めてください。
|
◇応募方法 | ポータルサイト(http://youthagsummit.com/home/)の応募フォームから、プロフィールを入力のうえ、高解像度の写真データと共に動画をアップロードして応募してください。 |
◇応募期限 | 2019年1月10日 23時59分(標準時間GMT) (※日本時間1月11日午前8時59分) |
◇選考方法 | 国籍別に国ごとで選考し100名の代表を選出、日本代表2名はバイエル クロップサイエンス株式会社にて選考 |
◇結果発表 | 選考通過者への通知は、2019年5月頃に行われます |
世界若者農業サミットについて
世界若者農業サミットは、持続可能な農業と食糧安全保障を支える、若き農業リーダーの育成、生産者と消費者の相互理解のサポートを目的としています。2013年の創設以来、食糧安全保障上の課題に継続的かつ積極的に取り組む「Agvocates (農業の主唱者)」が率いる活動に成長しました。これまで、世界の各大陸を回る形でカナダ、オーストラリア、ベルギーで開催され、50カ国以上から300人が参加。これまでの参加者は、第43回国連食糧安全保障委員会、EATストックホルム・フード・フォーラム、欧州開発デーズ等の世界的なイベントに参加しています。今年の第45回国連食糧安全保障委員会にも、第3回世界若者農業サミットに参加し、ケニア農村部の女性の専門技術習得を支援するプロジェクトAgrikua(アグリクア)を提案した8名の若者が派遣されます。彼らには、最高レベルの国際食糧政策の意思決定機関で、その考えや思いを伝える機会が与えられます。Agrikuaのメンバーである、アポーバ・シャンカー氏は「Agrikuaと世界若者農業サミットのコミュニティを代表して、農業における若者の支援方法と世界の食糧安全保障問題の具体的な進展についてスピーチすることは光栄です。若者と緊密に連携する教育者として、私はサイドイベント中に私の見解を共有し、国連食糧安全保障委員会を通して、他の組織や若者の意見を聞くことを楽しみにしています」と述べています。
Nuffieldブラジルについて
Nuffield国際農業奨学生プログラムは、将来の農業のリーダーの奨励、育成を目的としています。Nuffield奨学生は、世界中を旅して農業の問題や機会を探求する25歳から45歳までの生産者と農業の専門家を対象としています。世界で1,700人以上のNuffield奨学生を擁するネットワークがあり、参加者は、旅行や調査を通じて現代の農業が抱える問題を経験することで、個人的にも専門的にも成長することができます。Nuffield奨学金プログラムには、年次会議、小グループ旅行、10カ国以上への個別ツアーへの参加が含まれます。詳細については、www.nuffieldinternational.orgおよびwww.nuffield.com.brをご覧ください。
AIESECブラジルについて
AIESECは、自分自身と地域の改善に努めるとともに、潜在的なリーダーシップの研鑽と成長に努める30歳未満の若きリーダー(学生および新卒者)の国際的なプラットフォームです。彼らは、世界の課題、リーダーシップとしての成長、文化理解に情熱を持ち、グローバルボランティア、タレント、起業家としての実践的な経験を通して自分自身を成長させたいと考えています。詳細については、www.aiesec.orgおよびwww.aiesec.org.brをご覧ください。