2020年10月

バイエル クロップサイエンス、ボッシュのスマート農業サービス「Plantect™」事業を買収


東京、2020年10月19日 ― バイエル クロップサイエンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ハーラルト・プリンツ)はこのたび、ボッシュ株式会社との間で、環境モニタリングとAIによる病害予測機能で構成されるハウス栽培作物向けスマート農業サービス「Plantect™(プランテクト)」事業を取得することで合意しました。事業取得は、関係当局の承認等を前提として、2020年内に完結すると見込まれています。

「Plantect™(プランテクト)」は、ハウス栽培の収穫量向上に貢献する目的でボッシュが2017年8月から販売している日本発のサービスで、これまで日本国内で累計6,000台以上のセンサー等デバイスの受注実績があります。温度湿度センサー、CO2センサー、日射センサーで収集されたデータをタブレット・スマートフォン・パソコン等でいつでもどこでも確認することができるため、ハウス内環境の最適化に活用可能です。また、独自開発のアルゴリズムにより、計測したデータから病害発生に関する要素を解析し、感染リスクを通知します。

バイエル クロップサイエンスは、農業の持続可能な発展を目指し、日本の農業の現場において、収穫量の増加、農産物の品質向上、そして栽培効率の向上に貢献する製品の提供、また昨今では、ドローンをはじめとするデジタル技術を活用した新たなソリューションの開発・提供を進めています。バイエル クロップサイエンスは、今回の「Plantect™(プランテクト)」事業の取得によって、さらに日本の農業生産者の課題解決に貢献していきます。