2020年6月

いもち病防除の定番イソチアニルを含有
「ルーチン®シードFS」 2020年6月11日より販売開始


東京、2020年6月11日 ― バイエル クロップサイエンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ハーラルト・プリンツ)は、いもち病防除に有効なイソチアニルを含有する種子処理専用剤「ルーチン®シードFS」を、6月11日より販売を開始します。

本剤は、浸透移行性や残効性に優れたイソチアニルを有効成分とし、いもち病防除に優れた効果を発揮します。種もみに直接処理することで、効果ムラが出にくく、短時間で簡便に薬剤処理することが可能で、本田での薬剤防除と比較し、大幅な省力化を実現できます。また、本剤を処理した浸種前の種もみは約9か月、鉄コーティング種子は約6か月の保存が可能なため*1、農閑期に薬剤処理することにより、忙しい春先の作業が軽減できます。昨今、急速に普及が進む密播・密苗*2などの高密度播種苗にも対応可能で、安定した効果を発揮します。高濃度製剤にすることにより、従来のルーチン®FSに比べて使用量が少なくなりました。

【ルーチン®シードFSの特長】

  • いもち病防除の定番イソチアニルを有効成分とする種子処理専用剤
  • 優れた浸透移行性と長い残効性
  • 種子処理により効果ムラが出にくく、短時間で簡便に薬剤処理が可能。本田での薬剤防除と比較して省力化を実現
  • 農閑期の薬剤処理により作業平準化が可能
  • 密播、密苗*2などの高密度播種苗にも対応可能
  • 製剤の高濃度化により、従来のルーチン®FSに比べて使用量が減少し、さらに使いやすく

*1:温度および湿度管理された種子保管庫で保管してください
*2:「密苗」はヤンマーの商標です(登録第5864399号)

【製品概要】ルーチン®シードFS

◇製品名: ルーチン®シードFS
◇登録番号: 第24194号
◇成分: イソチアニル・・・41.7%
◇毒性: 普通物
(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
◇有効年限: 4年
◇荷姿: 250ml × 20本
◇販売ルート: 商系:バイエル クロップサイエンス株式会社
系統:クミアイ化学工業株式会社、ホクサン株式会社(北海道)
◇適用作物・適用病害名・使用時期・使用回数・使用方法
作物名 適用病害名 使用時期 使用回数*3 使用方法
本剤 イソチアニル
いもち病 は種前
(浸種前)
1回 3回
(直播でのは種時または移植時までの処理は1回、本田では2回)
塗沫処理
(種子被覆剤を加用)
は種前
(浸種後)
コーティング中またはコーティング後の種もみに塗沫処理
◇使用量: 乾燥種もみ1kg当り原液6~12ml(原液71ml/10aまで)

*3: 収穫物への残留回避のため、本剤およびその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示します

【製品写真】ルーチン®シードFS