2020年3月

水稲箱処理剤「ヨーバル®箱粒剤」「ヨーバル®トップ箱粒剤」
2020年3月30日より販売開始

  • 「ヨーバル®箱粒剤」 新規殺虫成分テトラニリプロールを含有。甲虫類やチョウ目害虫を防除
  • 「ヨーバル®トップ箱粒剤」新規殺虫成分テトラニリプロールといもち病防除の有効成分イソチアニルを配合

東京、2020年3月30日 ― バイエル クロップサイエンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ハーラルト・プリンツ)は、水稲箱処理剤「ヨーバル®箱粒剤」と「ヨーバル®トップ箱粒剤」を3月30日より販売開始しました。

「ヨーバル®箱粒剤」は、新規有効成分テトラニリプロールを含む箱処理剤です。バイエル クロップサイエンス社により開発されたアントラニルアミド構造を有する新規ジアミド系殺虫剤で、水稲の主要害虫であるイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、チョウ目害虫のニカメイチュウ、コブノメイガ、フタオビコヤガ等に優れた防除効果を示します。

「ヨーバル®トップ箱粒剤」は、新規殺虫剤ヨーバル®(有効成分テトラニリプロール)と水稲病害防除の定番ルーチン®(有効成分イソチアニル)を配合した箱処理剤です。植物病害抵抗性誘導剤であるイソチアニルは、各種の既存薬剤耐性菌を含むいもち病や、水稲の主要な細菌病害に安定した効果を発揮します。使用量に幅があり(50g~75g/箱*1)、高密度播種移植水稲(密播、密苗*2)では75g/箱処理で、安定した防除効果が期待できます。

両剤はいずれも、は種前の覆土、床土混和や、は種時覆土前から移植当日までの幅広い時期で処理が可能です。

【ヨーバル®箱粒剤の特長】

  • 有効成分テトラニリプロールは、バイエル クロップサイエンス社により開発されたアントラニルアミド構造を有する新規ジアミド系殺虫剤です。
  • 初期害虫であるイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、チョウ目害虫のニカメイチュウ、コブノメイガ、フタオビコヤガ等の水稲主要害虫に高い防除効果を示します。
  • は種前の覆土、床土混和や、は種時覆土前から移植当日までの幅広い時期で処理が可能です。

【ヨーバル®トップ箱粒剤の特長】

  • 新規殺虫剤ヨーバル®と水稲病害防除の定番ルーチン®を配合。新しいジアミド系殺虫剤ヨーバル®(有効成分テトラニリプロール)は、初期害虫のイネミズゾウムシ、イネドロオイムシやチョウ目害虫のニカメイチュウ、コブノメイガ、フタオビコヤガ等、水稲の主要害虫に優れた効果を発揮。いもち病防除の定番ルーチン®(有効成分:イソチアニル)は、各種の既存薬剤耐性菌を含むいもち病や、水稲の主要な細菌病害に安定した効果を発揮します。
  • は種前の覆土、床土混和や、は種時覆土前から移植当日までの幅広い時期で処理が可能です。
  • 使用量に幅があり(50 g~75 g/箱*1)、高密度播種移植水稲(密播、密苗*2)では75 g/箱処理で、安定した防除効果が期待できます。

*1:「75 g/箱」はいもち病、イネドロオイムシのみの登録です
*2:「密苗」はヤンマーの商標です(登録第5864399号)

【製品概要】ヨーバル®箱粒剤

◇製品名: ヨーバル®箱粒剤
◇登録番号: 第24328号
◇成分: テトラニリプロール・・・1.5%
◇毒性: 普通物
(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
◇有効年限: 4年
◇荷姿: 1kg × 12袋
◇販売ルート: 商系、系統:バイエル クロップサイエンス株式会社
◇適用作物・適用害虫名
作物名 適用害虫名

(箱育苗)
イネツトムシ、イネドロオイムシ、イネヒメハモグリバエ
イネミズゾウムシ、コブノメイガ、ツマグロヨコバイ
ニカメイチュウ、フタオビコヤガ
◇使用量: 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当たり50g
◇使用時期: は種前、は種時(覆土前)~移植当日
◇使用方法: は種前に使用する場合は、育苗箱の床土または覆土に均一に混和
は種時(覆土前)~移植当日に使用する場合は、育苗箱の上から均一に散布
◇使用回数: 1回

【製品写真】ヨーバル®箱粒剤

【製品概要】ヨーバル®トップ箱粒剤

◇製品名: ヨーバル®トップ箱粒剤
◇登録番号: 第24319号
◇成分: テトラニリプロール・・・1.5%、イソチアニル・・・2.0%
◇毒性: 普通物
(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
◇有効年限: 4年
◇荷姿: 1kg × 12袋
◇販売ルート: 商系:バイエル クロップサイエンス株式会社、系統:バイエル クロップサイエンス株式会社、ホクサン株式会社(北海道)
◇適用作物・適用病害虫名・使用量・使用時期
作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期
稲(箱育苗) いもち病
イネドロオイムシ
育苗箱
(30×60×3cm 使用土壌約5L)
1箱当たり50~75g
は種前~移植当日
内穎褐変病、もみ枯細菌病菌、ツマグロヨコバイ、コブノメイガ、
イネツトムシ、ニカメイチュウ、
イネミズゾウムシ、フタオビコヤガ
育苗箱
(30×60×3cm 使用土壌約5L)
1箱当たり50g
苗腐敗症
(もみ枯細菌病菌)
白葉枯病
苗立枯細菌病
は種前~は種時(覆土前)
穂枯れ
(ごま葉枯病菌)
移植当日
◇使用方法: は種前に使用する場合は、育苗箱の床土または覆土に均一に混和
は種時(覆土前)~移植当日に使用する場合は、育苗箱の上から均一に散布
◇使用回数: 本剤ː1回、テトラニリプロールː1回、
イソチアニルː3回(移植時までの処理は1回、本田では2回)

【製品写真】ヨーバル®トップ箱粒剤