殺菌剤「ナティーボ®フロアブル」2016年9月16日より販売開始
2016年9月
殺菌剤「ナティーボ®フロアブル」2016年9月16日より販売開始
- 開花期の灰色かび病、そうか病、黒点病に優れた防除効果を発揮
- 収穫前日まで、黒点病防除に使用可能
- 異なる2成分の混合剤で、耐性菌の発達リスクを抑える
東京、2016年9月26日 -バイエル クロップサイエンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ハーラルト プリンツ)は、開花期から収穫前日まで使用可能な殺菌剤「ナティーボ®フロアブル」を9月16日より販売開始しました。
「ナティーボ®フロアブル」は、エルゴステロール生合成阻害剤のテブコナゾールと、Qol阻害剤のトリフロキシストロビンを配合するかんきつ用の混合殺菌剤です。本剤は、作用機構の異なる2つの有効成分を含有することで、かんきつの主要病害である灰色かび病、そうか病、黒点病などに効果を示します。また、耐性菌管理にも貢献します。
本剤の有効成分テブコナゾールは浸透移行性を有し、植物体内に均等に分布し効果を発揮します。トリフロキシストロビンは、植物体表層のワックス層と高い親和性を持ち、ワックス層に速やかに吸収されて薬剤の層を形成し、組織内に浸透します。その後、薬剤層から蒸散作用によって、徐々に処理周辺部へ拡散する性質(メゾステミック作用)を有します。このため、防除効果が長期間持続します。また、両成分ともに優れた浸達性を示します。
【ナティーボ®フロアブルの特長】
- かんきつの主要病害に高い効果
灰色かび病、そうか病、黒点病に優れた防除効果を発揮 - 収穫前の黒点病防除に使用が可能
収穫前日まで使用可能なので、収穫期の異なる混植園や収穫間際の黒点病防除にも使用でき、後期感染型黒点病防除と同時に貯蔵病害(緑かび病)にも効果を発揮 - 優れた残効性と耐雨性
黒点病に対し20日間程度の残効性を有し、散布後の降雨量を基準とした場合には、積算降雨量200mm程度まで効果が持続 - 2つの有効成分とも移行性と浸達性を有する
作用機構の異なる2成分が植物体に広範囲に広がり、互いに効果を補強することで、幅広いかんきつ病害に効果を示す - 汚れの心配が少なく、溶けやすいフロアブル剤
【製品概要】
◇製品名: | ナティーボ®フロアブル |
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◇登録番号: | 第23111号 |
◇成分: | テブコナゾール・・・18.2%、トリフロキシストロビン・・・8.8% |
◇毒性: | 普通物相当 (「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称) |
◇有効年限: | 4年 |
◇荷姿: | 500ml × 20本 |
◇販売ルート: | 商系・系統 |
◇適用作物名: | かんきつ |
◇適用病害名: | そうか病、灰色かび病、黒点病、貯蔵病害(緑かび病) |
◇希釈倍数: | 1500倍 |
◇使用液量: | 10アールあたり200~700l |
◇使用時期: | 収穫前日まで |
◇使用方法: | 散布 |