2015年8月

新規麦用除草剤「リベレーター®フロアブル」(水和剤)、「リベレーター®G」(粒剤)、8月24日より販売開始

  • 一年生イネ科雑草に高い効果を発揮する、新規有効成分「フルフェナセット」を配合
  • 2つの有効成分の長所を兼ね備え、幅広い麦畑雑草に除草効果を発揮
  • 北海道を除く全国で販売

東京、2015年8月18日 -バイエル クロップサイエンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ハーラルト プリンツ)は、新規有効成分を配合する新規麦用除草剤「リベレーター®フロアブル」(水和剤)、「リベレーター®G」(粒剤)の販売を8月24日より北海道を除く全国で開始します。

「リベレーター®」は、一年生イネ科雑草に効果の高いオキシアセトアミド系除草剤「フルフェナセット」と、一年生広葉雑草に効果を示すニコチンアニリド系除草剤「ジフルフェニカン」を配合する麦用除草剤です。本剤は、スズメノテッポウやハコベなど、麦畑の主要雑草の発生前から発生初期に優れた除草効果を発揮します。また、2つの成分を配合することで除草範囲が広く、さらに、既存のジニトロアニリン系除草剤やスルホニルウレア系除草剤に抵抗性を有するスズメノテッポウに対して優れた除草効果を示します。

新規有効成分「フルフェナセット」は、植物クチクラのワックス層や細胞膜を構成するスフィンゴ脂質の主成分である超長鎖脂肪酸生合成に関与する超長鎖脂肪酸伸長酵素(VLCFAE)を阻害します。その結果、細胞分裂及び伸長を抑制し、植物は正常な生育ができなくなり、生育停止、渇死に至ります。

【リベレーター®の特長】

  • 2つの有効成分(フルフェナセット、ジフルフェニカン)により、広範囲の麦畑雑草に除草効果を発揮
  • 既存のジニトロアニリン系除草剤やスルホニルウレア系除草剤に抵抗性を有するスズメノテッポウに対して優れた除草効果を示すほか、カズノコグザに対しても有効
  • 広い処理適用幅を有し、麦は種後雑草発生前から、生育始期まで使用可能
  • 小麦、大麦に対して、ジフルフェニカンによる白斑症状を引き起こす場合もあり得るが、発生するのは当該薬剤と接触した葉のみのため、その後の生育にはほとんど影響を与えない

【製品概要】

製品名: リベレーター®フロアブル
登録番号: 第23584号
成分: ジフルフェニカン・・・8.4%、フルフェナセット・・・33.6%
毒性: 普通物
(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
荷姿: 500ml×20本
販売ルート: 商系ルート・系統ルートを通じて販売(北海道を除く)
販売開始日: 2015年8月24日
適用作物名: 小麦(秋播栽培)、大麦(秋播栽培)
適用雑草名: 一年生雑草
使用時期: は種後出芽前~麦3葉期(雑草発生前~イネ科雑草1葉期まで)
使用量: 10アールあたり、薬量(60~80ml)、希釈水量100l

【製品概要】

製品名: リベレーター®G
登録番号: 第23585号
成分: ジフルフェニカン・・・0.2%、フルフェナセット・・・0.6%
毒性: 普通物
(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
荷姿: 3kg × 8袋
販売ルート: 商系ルート・系統ルートを通じて販売(北海道を除く)
販売開始日: 2015年8月24日
適用作物名: 小麦(秋播栽培)、大麦(秋播栽培)
適用雑草名: 一年生雑草
使用時期: は種後出芽前~麦2葉期(雑草発生前~イネ科雑草1葉期まで)
使用量: 10アールあたり、4~5kg