2023年7月

AIによる雑草・病害虫診断アプリに新機能搭載:
バイエル クロップサイエンス、「MagicScout(マジックスカウト)」に水稲の病害虫診断機能を新たに追加

  • 診断範囲を水稲の害虫・病害へ拡大し、利便性の向上とより効率的な作物保護をサポート

東京、2023年7月3日 ― バイエル クロップサイエンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂田 耕平)は、AIで水田の雑草を診断するスマートフォン向けアプリ「MagicScout(マジックスカウト)」に、新たに水稲の病害虫を診断する機能を追加いたしました。

「MagicScout(マジックスカウト)」は、AI技術により水田雑草の60%程度に相当する27種類の診断が可能なスマートフォン向けアプリです。対応OSは、iOSとAndroidで、App Store(iOS)およびGoogle Play(Android)から無料でダウンロードができます。今回の機能追加により、水田の害虫・病害の写真を撮影して診断結果を確認し、その特徴などを詳細情報ページで確認することができるようになりました。診断結果は撮影場所の位置情報とともに地図に記録されます。日本全国の水稲の害虫・病害をカバーしており、事前にアプリのカメラ設定でAIモデルをダウンロードしておけば、インターネットへの接続がない環境下でも診断が可能で通信環境にかかわらず利用できます。今後水稲だけでなくさまざまな作物へも拡大し、さらなる利便性の向上と雑草や病害虫の診断を通じてより効率的な作物保護をサポートしていく予定です。

「MagicScout(マジックスカウト)」はドイツ・バイエル社が開発提供し、2021年にドイツで、次いで2022年には世界で2番目に日本でリリースされました。リリース後に蓄積されたさまざまなデータを活用し、診断の正確性や活用方法などの機能をアップデートしています。

バイエル クロップサイエンスは、新しいテクノロジーを活用することで、今後も持続可能な農業の実現に貢献できるさまざまなソリューションを提供し、デジタル農業を推進してまいります。

【アプリケーション概要】

◇アプリケーション名 マジックスカウト
◇対応OS iOS版iOS11.3以降、Android 版Android5.0以降
◇価格 無料

◇写真撮影画面

◇診断結果画面

◇地図上に記録