福島農園 福島 様
■エリア : 鳥取県 ■品種 : 【 水稲 約30ha/うち直播水稲 約10ha 】

省力性をキーワードに、直播栽培(湛水直播)に取り組んでいる福島さん。栽培面積が増加している中で、直播栽培の面積も増やされています。今年は、大容量タンクのドローンP100proを購入され、農業における「省力性」をさらに実感されています。

※掲載のインタビューは2025年に取材した内容です。

直播栽培も5年目。ドローンの併用で
さらに省力性を実感しています

直播栽培をはじめて今年で5年目になります。2022年には約2.7haの直播栽培を実施していましたが、今年は10haに拡大しました。約30haの栽培面積のうち三分の一は直播栽培をしています。2年前、将来的には全体の3割程度を直播栽培にしたいとお話しましたので予定通りに進んでいます。昨今、主要米の作付けを拡大しようとする動きもありますが、その中で直播栽培も増加すると思います。将来的には栽培面積の7~8割程度直播栽培にしても良いかなと考えています。

種子処理剤の計量の様子。
春先の繁忙期の前に、種子にコーティング処理をしています。
病害虫の防除には、引き続き種子処理剤を使用しています。例年同様ヨーバル®シードFS、エバーゴル®シードFS、ルーチン®シードFSの3剤を使用しました。昨年の効果も満足のいくものでしたし、何よりも春先の忙しくなる前に種子にコーティングができるため、省力化になります。
移植栽培よりも雑草防除が難しいという点が直播栽培のデメリットとして捉えていましたが、昨年は播種直後にストレングス®粒剤を散布しました。
効果が非常に良く中後期剤などを散布する必要がありませんでした。ドローンを使用して散布するので、30アールあたり10分程度で終了しますので、そこまで雑草防除に大きな負担を感じることはありませんでした。
種子処理剤の計量の様子。
春先の繁忙期の前に、種子にコーティング処理をしています。

昨年は、イネカメムシの被害がかなりあったので、収量は残念ながら7俵/aでした。水稲散布剤を散布しましたが、もう少し早めの対策が必要だったかもしれません。ドローンで散布できるので、今年は状況をみながら早期対応を心掛けたいと考えています。直播のメリットは、やはり省力化にあると思います。直播は苗つくりも必要ないですし、それにともなう資材も必要ありません。もちろん、移植栽培もおこなっているので、苗は5000枚ほどハウスで作っています。
2022年からドローンを使用していますが、今年は大容量のP100proを購入しました。購入の一番の理由は、大容量ということです。種もみや肥料をまきましたが、1度に短時間で撒けるため、体力的にも精神的にもとても楽になったと思います。すでに購入しているP30と併用して使用しています。主にP30では農薬を、P100proでは、播種時に種もみと肥料をまいています。1枚の田んぼにつき数分で終わるので、効率的です。P100pro購入前はバッテリーの持続時間が短く、機体が何度も戻ってくることが、解決すべき課題だと感じていましたが、航続時間が伸び作業効率が向上しました。ドローンを購入して本当によかったと思っています。

P100proによる肥料散布の準備。
最大50kg積載できる大容量のタンクを備えています。

来年には法人化を視野にいれて、
さらに飛躍の年に!

来年には息子が就農し、息子の友人もうちに入社します。それを機会に法人化することを検討しています。今後は水稲だけではなく、野菜栽培も拡大したいと思います。今後も地域の老齢化なども進み、離農していく方が増えていきます。そのため、今後も自分たちが担う栽培面積は増えていきます。そのような状況の中、直播栽培は、かなり省力化につながりますし、国が進めているスマート農業にも合致すると思います。

P100proによる肥料散布。完全自動航行で
事前に登録したルート通りに散布します。
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