直播栽培のメリット
増加傾向にある水稲直播栽培面積
稲作の省力化・低コスト化に貢献する直播栽培を導入する農家は増加傾向にあります。2020年の日本の水稲直播栽培面積は、20年前と比較して約3.8倍に増えています。
直播栽培の3つのメリット
作業時間・労力の軽減
水稲の移植栽培における作業時間は、10a当り約25時間といわれ、そのうちの約4分の1を占めているのが、育苗・移植にかかる時間です。直播栽培を導入することで、育苗・移植にかかる約8時間の作業時間を短縮することができます。また、育苗施設や田植え時の苗運びも不要となるため、資材費・人件費・体力的な負担も軽減することができます。
作期分散
移植栽培と直播栽培を組み合わせることで、効率化を図ることが可能です。様々な水稲品種の適期収穫が可能になり、作業も分散できるようになります。大規模化にも貢献できます。
収量の確保
移植栽培と比較しても約9割程度と、ほぼ同等の収穫量の確保が期待できます。