農事組合法人K農場 I様
■エリア : 岩手県 
■品種 : 銀河のしずく、金色の風、あきたこまち
【 水稲 約57ha/うち直播水稲 約10ha 】

岩手県胆沢郡金ケ崎町。地域の17軒の生産者によって結成された農事組合法人の代表を務めるIさんにお話を伺いました。水稲で約57ha、大豆で約13haと、大規模な圃場を管理する農事組合にとって、作業の効率化は重要なポイントの一つです。Iさんに日々の努力や苦労についてお聞きしました。

※掲載のインタビューは2023年に取材した内容です。

夫婦二人で大規模な水田を管理するには、
コスト的にも労力的にも直播がピッタリ。

農事組合の圃場の約3分の1にあたる15haを受けもっており、夫婦二人で作業をしています。
直播栽培を始めて30年ほどになりますが、農事組合のメンバーのなかで直播をしているのは私だけ。つづけている理由は「楽だから」の一言につきます。移植は苗づくりをしなくてはならず、田植えをする際はさらにそれをハウスから運び出して、田植え機にセットしていかないといけません。 そうした重労働に比べると、直播は格段に楽です。以前、農業大学校の先生に移植と直播の経営比較をしていただき、「収量のことを考えると移植の方が良い」と勧めていただいたことがあります。たしかに移植の方が多く穫れると思いますが、移植はハウスや育苗箱などの維持経費も必要になってきます。 だから、夫婦二人でやっていくには、コストの点や労力の点からも、作業が楽な直播をメインに取り組んだ方が良いと判断しています。
直播は、発芽させるまでが大変です。始めたばかりの頃は、1反(10a)で1俵程度しか穫れないこともありました。水管理が難しく、環境や圃場の条件によっても違います。これまではカルパー®コーティング直播で行ってきましたが、鳥害の被害を防ぐため、鉄コーティング直播に替えました。

ルーチン®シードFSを使ってからは、いもち病知らず。
ストレングス®1キロ粒剤の除草力にも期待。

直播用の種子には、種子処理剤のルーチン®シードFSを自宅にある塗沫処理機で処理しています。東北地方のこのあたりはいもち病が多発生することは、最近ではほとんどありませんが、保険的な意味合いで毎年使っています。 実際、ルーチン®シードFSを使い始めてから6年間、いもち病の被害には遭っていません。
直播は、雑草管理も大変です。毎年除草剤を変えながら効果を試していますが、初期剤と一発剤の体系だけでは防除しきれず、最終的には液剤やジャンボ®剤などの中後期剤をまくことになっています。 一発剤のストレングス®1キロ粒剤は、今年初めて使いました。散布してから1か月ほど経ちましたが、無処理区には広葉雑草やホタルイが出ているのに対して、しっかり抑えてくれているのでこのまま良い結果を期待しています。 また、1キロ粒剤は動噴を背負ってまかなければならないので、今後は散布が楽なジャンボ®剤もあるとさらに良いですね。

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Ⓡカルパーは保土谷化学工業㈱の登録商標
Ⓡジャンボは(公財)日本植物調節剤研究協会の登録商標