津原ファイヤフライズ倶楽部 代表理事 美田 様、伊藤 様
■エリア : 鳥取県 ■品種 : きぬむすめ 【 水稲 約7ha/うち直播水稲 約1ha 】

平成25年に倉吉市津原地区の生産者で結成された、津原ファイヤフライズ倶楽部。現在は組合員35名で水稲を約7ha、大豆を約14ha生産しています。組合では近年、ドローン技術の導入や直播栽培の実施など、農作業の「省力化」と「低コスト化」への取り組みに意欲的です。その真意とは…

※掲載のインタビューは2023年に取材した内容です。

直播栽培で2~3割のコストカットが実現。
作業効率と利益のアップにつながります。

「苗の管理や田植え作業が不要になり低コストに繋がるかもしれない」という期待から、2022年は65aの圃場で直播栽培を試してみました。目標収量としては8俵/10aを目指していますが、2022年の収量としては計画比87%に留まりました。理由としては中干時期の管理がうまくいかなかったことが挙げられ、目安としていた8俵/10aには届きませんでしたが、初めてにしては良いイメージを持ちました。
直播のメリットはやはり、苗の管理に対する「労力削減」と「コスト低減」という点が大きいです。移植栽培の場合、苗を育苗センターに引き取りに行ったり、持ち運んで田植え機にセットしたりと、管理のための手間とコストが相応にかかります。それが要らないというメリットをどのくらい実感できるかを試すために、2023年は直播の規模を拡大。30a、20a、55aの3か所の圃場で実施しています。特に55aの大きな圃場ではどれだけ省力化に繋げられるのか、期待は大きいです。
コストについては、感覚的には2~3割くらいは削減できている気がします。組合は共同作業なので、作業してくれた人にはできるだけ還元していきたい。だから、これまで外部に支払っていた分のお金を組合の利益として内部で循環できることには大きな意味があります。それによって組合作業に参加する人が増えてくれると嬉しいです。

播種と除草の両方でドローンが活躍。
「省力化」と「低コスト化」に貢献してくれます。

水田除草に関しても、直播栽培のデメリットは今のところ感じていません。初めのうちはドローンを使った散布で本当に雑草を抑えられるのかと不安でしたが、2022年にストレングス®1キロ粒剤を使った結果、問題なく雑草を防除することができました。2023年は3か所の直播の圃場すべてで、播種と除草の両方をドローンで実施。散播によって圃場に入りづらくても、除草剤もドローンで散布できるので問題ありません。初期剤とストレングス®1キロ粒剤の体系防除を行っています。
これまでは「稲作=田んぼの中に入る」というイメージでしたが、ドローンを活用すれは播種(散播)も薬剤散布もできるので、田んぼに入る必要さえ無くせます。昔ながらの農業のやり方が変わってきていますし、変えていかなければならないとも思っています。そのために、今後もドローンと直播栽培をもっと活用していきたいです。

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