キラップ®フロアブル

KIRAPPU Flowable

製品の特長

  • 稲のカメムシ類、とくに最近問題となっているアカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメに対して優れた効果を示します。また、ウンカ類にも高い活性を示します。
  • だいず、えだまめのカメムシ類に対し高い効果があります。
  • りんごの最重要害虫であるモモシンクイガ、キンモンホソガ、アブラムシ類に優れた効果を示します。
  • 茶の新芽、新葉を加害するチャノキイロアザミウマに優れた効果を示します。
  • かんきつの重要害虫であるチャノキイロアザミウマ、かきのカメムシ類に対して優れた効果を示します。
  • 従来の茎葉散布殺虫剤とは作用性が異なりますので、他剤に感受性の低下した害虫にも効果が期待できます。

製品情報

  • 種類名:エチプロール水和剤
  • 成分:エチプロール…10.0%
  • 性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
  • 登録番号:第21471号
  • 荷姿:500ml×20本 5L×4缶
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:4年
  • PRTR:2種エチプロール…10.0%

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  稲(箱育苗)-イネドロオイムシ 100~200倍育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L移植3日前~移植当日本剤:1回
エチプロール:2回以内(移植時までの処理は1回以内)
灌注  
  ウンカ類500倍25L/10a収穫14日前まで本剤:2回以内
エチプロール:2回以内(は種時(直播)又は移植時までの処理は1回以内)
散布
  カメムシ類
  イネドロオイムシ
  イナゴ類2000倍60~200L/10a
  イネドロオイムシ
  ウンカ類1000~2000倍
  カメムシ類
  ウンカ類8~16倍0.8L/10a空中散布
  カメムシ類
  ウンカ類無人ヘリコプターによる散布
  カメムシ類
  イネドロオイムシ16倍
  だいずカメムシ類収穫7日前まで本剤:2回以内
エチプロール:2回以内
  2000倍100~300L/10a散布
  えだまめ
  かんきつチャノキイロアザミウマ1000~2000倍200~700L/10a収穫21日前まで
  アブラムシ類
  カネタタキ2000倍
  りんごアブラムシ類1000~4000倍収穫14日前まで
  モモシンクイガ1000~2000倍
  キンモンホソガ
  ギンモンハモグリガ
  カメムシ類2000倍
  かき収穫7日前まで
  アザミウマ類
  マンゴーチャノキイロアザミウマ
  200~400L/10a摘採7日前まで本剤:1回
エチプロール:1回
  ツマグロアオカスミカメ
  チャノホソガ
  水田作物、畑作物(休耕田)ヨシ、オギ、ススキ、セイタカアワダチソウ等の多年生雑草が優占している休耕田カメムシ類60~200L/10a-本剤:2回以内
エチプロール:2回以内

注意事項

使用上の注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきって下さい。
  • 本剤は貯蔵中に分離することがありますので、使用に際しては容器をよく振って下さい。
  • 散布液量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節して下さい。
  • 本剤を稲において希釈倍数500倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用して下さい。
  • 本剤を無人ヘリコプターによる散布および空中散布に使用する場合は次の注意事項を守って下さい。
    • 散布は散布機種の散布基準に従って実施して下さい。
    • 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用して下さい。
    • 散布中、薬液漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行って下さい。
    • 散布薬液の飛散によって動植物の被害や自動車の塗装等に被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響がありますので、散布区域内の諸物件に十分留意して下さい。
    • 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
    • 散布終了後は次の項目を守って下さい。
    1. 使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄して下さい。
    2. 機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄液は安全な場所に処理して下さい。
  • かんきつの施設栽培および着色始期以降での使用は、果実に薬害を生じるおそれがありますので使用しないで下さい。
  • 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。桑にかかった場合には25日以上経過してから給桑して下さい。
  • ミツバチに対して影響がありますので、以下のことに注意して下さい。
    • ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにして下さい。無人ヘリコプターによる散布および空中散布でそれらに飛散するおそれがある場合には使用しないで下さい。
    • 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけて下さい。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めて下さい。
  • 散布器具、容器等の洗浄水は河川等に流さず、容器は圃場などに放置せず適切に処理して下さい。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • ☆かんきつの夏マシン油との混用はさけて下さい。

安全使用上の注意事項

  • 誤飲などのないよう注意して下さい。
  • 本剤は眼に対して弱い刺激性がありますので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗して下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管して下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。