アドマイヤー®顆粒水和剤

ADMIRE WG

製品の特長

  • ネオニコチノイド系の薬剤で、作用機構も有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤などとは異なりますので、これらの剤に抵抗性を持った害虫に対しても優れた効果を示します。
  • 顆粒タイプなので、希釈時の粉立ちが少ない薬剤です。
  • 100g規格は1gから計ることができる専用計量カップ付の密閉ボトルで保管にも便利です。
  • 希釈の基本は10,000倍なので、希釈時の計算がしやすく、作物の薬液汚れも気になりません。
  • かんきつ栽培において重要害虫のアブラムシ類、ミカンハモグリガ、チャノキイロアザミウマ、ゴマダラカミキリに対して、速効的に防除効果を示し、かつ残効性に優れています。
  • かんきつのカメムシ類に対し、殺虫効果は数日間ですが、果実に対する被害防止効果は長期間にわたります。

製品情報

  • 種類名:イミダクロプリド水和剤
  • 成分:イミダクロプリド…50.0%
  • 性状:褐色水和性細粒
  • 登録番号:第20342号
  • 荷姿:100g×20本 500g×4袋
  • 毒性:劇物
  • 危険物:
  • 有効年限:4年
  • PRTR:

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  乾田直播水稲 ウンカ類 種もみ4~8kg当り30~40g(40g/10aまで) は種前本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(は種時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内)
種子塗沫(未催芽籾)  
  稲(箱育苗)250~500倍育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L移植2日前~移植当日本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内)
灌注
  ツマグロヨコバイ
  湛水直播水稲ウンカ類種もみ3kg当り30~40g(40g/10aまで) は種前本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(は種時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内)
過酸化カルシウム剤との同時湿粉衣
  稲(箱育苗)イネミズゾウムシ250~1000倍育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り0.5L移植2日前~移植当日本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内)
灌注
  イネドロオイムシ
  小麦アブラムシ類15000倍60~150L/10a収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(種子粉衣は1回以内、散布は2回以内)
散布
  かんきつ5000~10000倍200~700L/10a収穫14日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  ミカンハモグリガ
  ゴマダラカミキリ成虫
  コナカイガラムシ類
  アカマルカイガラムシ
  コナジラミ類
  アザミウマ類
  カメムシ類
  ミカンキジラミ5000倍
  りんごカメムシ類収穫3日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  リンゴワタムシ
  アブラムシ類5000~15000倍
  キンモンホソガ5000~10000倍
  ギンモンハモグリガ
  うめアブラムシ類10000倍収穫21日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)
  すもも
  なしコナカイガラムシ類5000倍収穫3日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)
  アブラムシ類5000~10000倍
  カメムシ類
  ももアブラムシ類
  モモハモグリガ
  カメムシ類
  ネクタリンアブラムシ類収穫14日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)
  モモハモグリガ
  カメムシ類
  ぶどうコナカイガラムシ類5000倍収穫21日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)
  アザミウマ類5000~10000倍
  フタテンヒメヨコバイ
  かきコナカイガラムシ類5000倍収穫7日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  アザミウマ類5000~10000倍
  カメムシ類
  マンゴーアザミウマ類収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  パッションフルーツ10000倍収穫7日前まで
  アテモヤコナカイガラムシ類
  なすアブラムシ類5000~10000倍100~300L/10a収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計2回以内)
  コナジラミ類
  アザミウマ類
  ピーマン(施設栽培)アブラムシ類本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内)
  アザミウマ類
  とうがらし類アブラムシ類収穫前日まで(ただし、露地栽培については開花期終了後)
  アザミウマ類
  トマトアブラムシ類収穫前日まで
  コナジラミ類
  ミニトマトアブラムシ類
  コナジラミ類
  きゅうり(施設栽培)アブラムシ類本剤:3回以内
イミダクロプリド:4回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計3回以内)
  コナジラミ類
  アザミウマ類
  すいかアブラムシ類収穫3日前まで(ただし、露地栽培については着果後)本剤:3回以内
イミダクロプリド:4回以内(定植時の土壌混和は1回以内、散布は3回以内)
  アザミウマ類
  メロンコナジラミ類本剤:3回以内
イミダクロプリド:4回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は3回以内)
  アブラムシ類
  アザミウマ類
  にがうり(施設栽培)10000倍収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内(定植時の土壌混和は1回以内)
  かぼちゃアブラムシ類収穫前日まで(ただし、露地栽培については着果後)本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
  なばな類収穫7日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  はくさい本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は2回以内)
  キャベツ
  かぶ収穫21日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(は種時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
  ばれいしょ80倍1.6L/10a収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(植付時の土壌混和は1回以内、植付後の処理は2回以内)
無人航空機による散布
  オオニジュウヤホシテントウ
  アブラムシ類160倍1.6~3.2L/10a
  オオニジュウヤホシテントウ
  アブラムシ類400倍3.2~10L/10a
  オオニジュウヤホシテントウ
  アブラムシ類2500倍25L/10a散布
  オオニジュウヤホシテントウ
  アブラムシ類5000~15000倍100~300L/10a
  オオニジュウヤホシテントウ
  さといもアブラムシ類10000倍
  80倍1.6~2L/10a無人航空機による散布
  200倍2~4L/10a
  400倍4~10L/10a
  さといも(葉柄)10000倍100~300L/10a収穫前日まで散布
  80倍1.6~2L/10a無人航空機による散布
  200倍2~4L/10a
  400倍4~10L/10a
  かんしょ10000倍100~300L/10a収穫7日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(植付前の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
散布
  やまのいも収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(植付時までの処理は1回以内、植付後の処理は2回以内)
  160倍3.2~4L/10a無人航空機による散布
  400倍4~12L/10a
  てんさいカメノコハムシ300倍ペーパーポット1冊当り1L(3L/m2)定植時本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(種子への処理又は灌注は1回以内、散布は2回以内)
灌注
  アブラムシ類
  テンサイモグリハナバエ
  テンサイトビハムシ300~500倍
  アブラムシ類5000~10000倍100~300L/10a収穫21日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(種子への処理又は灌注は1回以内、散布は2回以内)
散布
  みょうが(花穂)カイガラムシ類10000倍収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
散布、但し花穂の発生期にはマルチフィルム被覆により散布液が直接花穂に飛散しない状態で使用する。
  みょうが(茎葉)みょうが(花穂)の収穫前日まで 但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで散布
  ねぎアザミウマ類5000倍収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、散布は2回以内)
  500倍セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L定植前日~定植時本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、散布は2回以内)
灌注
  ネギハモグリバエ
  たまねぎアザミウマ類本剤:1回
イミダクロプリド:2回以内(定植時までの処理は1回以内)
  5000~10000倍100~300L/10a収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内(定植時までの処理は1回以内)
散布
  すいぜんじなアブラムシ類10000倍収穫7日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  にんじん収穫3日前まで
  みしまさいこ収穫30日前まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  豆類(未成熟、ただし、未成熟そらまめを除く)収穫前日まで(ただし、露地栽培については開花期終了後)本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時及びは種時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内)
  未成熟そらまめ収穫7日前まで(ただし、露地栽培については開花期終了後)本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時及びは種時の土壌混和は合計1回以内)
  レタス収穫3日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は2回以内)
  ほうれんそう収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(は種時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
  みつば収穫7日前まで ただし、伏せ込み栽培は伏せ込み前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  食用ゆり5000倍収穫前日まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  こんにゃく10000倍収穫21日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(培土時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
  アスパラガスアザミウマ類5000倍収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  きく(施設栽培)発生初期本剤:5回以内
イミダクロプリド:5回以内
  げっきつミカンキジラミ200~700L/10a発生初期(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:4回以内
イミダクロプリド:4回以内

注意事項

使用上の注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきって下さい。種もみに処理する場合には、薬量を種もみの量に合わせて調製して下さい。
  • 湛水直播水稲に使用する場合は、次の項目を守って下さい。
    • 本剤を直接もみに処理すると薬害を生じるおそれがありますので注意して下さい。
    • 過酸化カルシウム剤の3分の1程度をもみに粉衣した後に、過酸化カルシウム剤と本剤を混合したものを種子に湿粉衣して下さい。また、過酸化カルシウム剤の使用上の注意事項を守って下さい。
  • 稲(箱育苗)に使用する場合、軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがありますので注意して下さい。
  • 稲(箱育苗)に使用する場合、誤って過剰に使用したり、本剤使用後3日以上移植せずに育苗箱中におくと葉枯れなどの薬害を生じることもありますので、所定の使用量、使用時期、使用方法を厳守して下さい。
  • 稲(箱育苗)に使用する場合、本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出しないように注意して下さい。
  • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守って下さい。
    • ミツバチに対して影響がありますので、関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めて下さい。
    • 散布は散布機種の散布基準に従って実施して下さい。
    • 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用して下さい。
    • 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行って下さい。
    • 散布薬液の飛散によって動植物の被害や自動車の塗装等に被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響がありますので、散布区域内の諸物件に十分留意して下さい。
    • 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
    • 散布終了後は次の項目を守って下さい。
      1. 使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄して下さい。
      2. 機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理して下さい。
  • 本剤を希釈倍数2500倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用して下さい。
  • ネクタリンおよびすももでは品種により、葉に薬害を生じる場合がありますので注意して下さい。
  • 蚕に対して長期間毒性がありますので、絶対に桑葉にかからないようにして下さい。
  • ミツバチおよび野生ハナバチ類に対して影響があるので、以下のことに注意して下さい。
    • ミツバチの巣箱およびその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないで下さい。
    • 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけて下さい。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めて下さい。
    • 開花期終了後に使用する場合、適用作物の花弁の大部分が落下または乾燥するか、花が閉じてから使用して下さい。
    • 施設栽培と記載のある作物に使用する場合、外部からミツバチおよび野生ハナバチ類が入らない形態の施設等で使用して下さい。
    • メロン、すいか、かぼちゃの露地栽培の場合、着果後は可能な限り摘花に努めて下さい。
    • みょうが(茎葉)に露地栽培で使用する場合、花穂を収穫して下さい。
  • マルハナバチに影響がありますので、本剤使用後は他の方法(人工授粉、植物ホルモンなど)で授粉作業をして下さい。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節して下さい。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 医薬用外劇物なので、取扱いには十分注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐きださせ、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
  • 本剤は眼に対して刺激性がありますので、散布液調製時および散布の際は保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
  • 使用の際は防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼して下さい。
  • 街路、公園等で使用する場合は、使用中および使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払って下さい。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 散布後は水管理に注意してください。
  • 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないようとくに注意して下さい。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した鍵のかかる場所に密封して保管して下さい。盗難、紛失の際は、警察に届け出て下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。