アントラコール®顆粒水和剤

ANTRACOL WG

製品の特長

  • 顆粒水和剤なので、薬剤調製時の計量が容易なだけでなく、粉立ちによる薬剤吸入の心配が少ないので使用者にとって使いやすい薬剤です。
  • りんごの斑点落葉病、褐斑病をはじめ各種の病害に的確な効果を発揮します。
  • なしの黒斑病、いちごの炭疽病に対して優れた予防効果を示します。
  • 耐雨性に優れ、光線や温度による分解がゆるやかなので、雨の多い日本では好適な薬剤です。

製品情報

  • 種類名:プロピネブ水和剤
  • 成分:プロピネブ…70.0%
  • 性状:淡褐色水和性微粒および細粒
  • 登録番号:第20145号
  • 荷姿:500g×20袋 1kg×10袋
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:3年
  • PRTR:1種プロピネブ…70.0% 1種ヘキサメチレンテトラミン…1.0%

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  なし 黒斑病 250倍300~400L/10a休眠期本剤:1回
プロピネブ:4回以内(休眠期は1回以内)
散布  
  500倍200~700L/10a収穫45日前まで本剤:4回以内
プロピネブ:4回以内(休眠期は1回以内)
  黒星病
  赤星病
  りんご本剤:4回以内
プロピネブ:4回以内
  黒星病
  斑点落葉病
  黒点病
  褐斑病
  すす点病
  すす斑病
  炭疽病
  輪紋病
  いちご炭疽病150~300L/10a仮植栽培期本剤:6回以内
プロピネブ:6回以内
  すいかつる枯病400~600倍150~200L/10a収穫前日まで本剤:4回以内
プロピネブ:4回以内
  炭疽病
  きく白さび病1000~2000倍100~300L/10a発病前~発病初期まで本剤:6回以内
プロピネブ:6回以内

注意事項

使用上の注意事項

  • きくに使用する場合、収穫直前での使用においては薬斑が生じるおそれがあるので注意して下さい。
  • 散布液調製後はそのまま放置せず、できるだけ速やかに散布して下さい。
  • 石灰硫黄合剤などアルカリ性薬剤との混用はさけて下さい。またボルドー液、銅水和剤等銅を含む薬剤との混用および近接散布は薬害を生じるおそれがありますのでさけて下さい。
  • りんごに使用する場合、落花10日後~20日後頃の幼果期に、各種乳剤と混用するとサビ果を生ずることがありますので、できるだけさけて下さい。
  • なしに散布する場合、新葉展開期(5月中旬頃まで)の散布では、葉の色つきが遅れることがありますが、その後の生育に対する影響は認められていません。
  • 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。

安全使用上の注意事項

  • 粉末は眼に対して弱い刺激性がありますので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗して下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがありますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。