アーデント®水和剤

ARDENT WP

製品の特長

  • 難防除害虫であるミカンキイロアザミウマおよびスモモヒメシンクイに優れた効果を示します。
  • ハダニ類、アブラムシ類、シンクイムシ類、アザミウマ類など、幅広い殺虫スペクトラムを有し、茶・果樹・野菜・花きの主要害虫に対して優れた効果を示します。
  • 極めて高い殺ダニ効果を示します。一般にピレスロイド系殺虫剤は、条件によってリサージェンス(異常増殖)を起こす傾向があるといわれていますが、アーデントにはその傾向がほとんど見られません。
  • 温度の高低に関係なく安定した効力を示します。さらに、有機リン剤やカーバメート系殺虫剤に感受性の低下した害虫にも有効です。
  • 接触作用により優れた速効性(ノックダウン効果)を示します。また残効性にも優れていますので、少ない散布回数で高い防除効果が得られ、省力化が期待できます。

製品情報

  • 種類名:アクリナトリン水和剤
  • 成分:アクリナトリン…3.0%
  • 性状:類白色水和性粉末45μm以下
  • 登録番号:第18953号
  • 荷姿:100g×25袋×4 500g×20袋
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:3年
  • PRTR:

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  りんご シンクイムシ類 1000倍200~700L/10a収穫前日まで本剤:3回以内
アクリナトリン:3回以内
散布  
  キンモンホソガ
  アブラムシ類
  ハダニ類
  なしシンクイムシ類収穫7日前まで
  アブラムシ類
  ハダニ類
  カメムシ類
  かき
  アザミウマ類
  ハダニ類
  カキノヘタムシガ
  ももモモハモグリガ収穫前日まで
  シンクイムシ類
  アブラムシ類
  ハダニ類
  カメムシ類
  アザミウマ類
  ドウガネブイブイ
  ネクタリンモモハモグリガ
  シンクイムシ類
  アブラムシ類
  ハダニ類
  カメムシ類
  アザミウマ類
  小粒核果類ハダニ類
  ぶどうアザミウマ類収穫7日前まで本剤:4回以内
アクリナトリン:4回以内
  ハダニ類
  フタテンヒメヨコバイ
  いちじくハダニ類収穫前日まで本剤:2回以内
アクリナトリン:2回以内
  アブラムシ類
  ショウジョウバエ類
  ハスモンヨトウ
  ヨトウムシ
  マンゴーアザミウマ類収穫3日前まで
  すいかアブラムシ類150~300L/10a収穫前日まで本剤:5回以内
アクリナトリン:5回以内
  ハダニ類
  メロンアブラムシ類
  ハダニ類
  ミナミキイロアザミウマ750倍
  ミカンキイロアザミウマ
  いちごアブラムシ類1000倍本剤:4回以内
アクリナトリン:4回以内
  ハダニ類
  ミカンキイロアザミウマ
  きゅうりアブラムシ類
  オンシツコナジラミ
  ハダニ類
  ミカンキイロアザミウマ
  なすアブラムシ類
  ハダニ類
  ミカンキイロアザミウマ
  ハスモンヨトウ
  トマトオオタバコガ本剤:3回以内
アクリナトリン:3回以内
  ミカンキイロアザミウマ
  ミニトマトオオタバコガ本剤:2回以内
アクリナトリン:2回以内
  ミカンキイロアザミウマ
  ピーマンアブラムシ類
  ハダニ類
  ミカンキイロアザミウマ
  とうがらし類アブラムシ類
  ハダニ類
  ミカンキイロアザミウマ
  アスパラガスオオタバコガ150~500L/10a
  アブラムシ類
  カメムシ類
  ハダニ類
  食用ぎくアブラムシ類150~300L/10a発生初期 但し、収穫14日前まで本剤:1回
アクリナトリン:1回
  ハダニ類
  ミカンキイロアザミウマ
  ハスモンヨトウ
  ヨトウムシ
  しそ科葉菜類ハダニ類100~300L/10a収穫3日前まで本剤:2回以内
アクリナトリン:2回以内
  パセリネギアザミウマ収穫7日前まで本剤:3回以内
アクリナトリン:3回以内
  チャノキイロアザミウマ200~400L/10a摘採14日前まで
  チャノミドリヒメヨコバイ
  チャノホソガ
  カンザワハダニ
  ヨモギエダシャク
  きくアブラムシ類150~300L/10a発生初期本剤:5回以内
アクリナトリン:5回以内
  ハダニ類
  ミカンキイロアザミウマ

注意事項

使用上の注意事項

  • ハダニ類は薬剤抵抗性が発達しやすいので、本剤の連続使用はさけ、作用性の異なる他の殺ダニ剤と輪番で使用して下さい。また、本剤の年間使用回数もできるだけ少なくするよう努めて下さい。
  • 蚕に対しては長期間毒性がありますので、近くに桑園のある場合には絶対にかからないようにして下さい。
  • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節して下さい。
  • マンゴーに使用する場合は、着色期以降の散布では果実に汚れが生じるおそれがありますので、十分注意してください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • ミツバチに対して影響がありますので、以下のことに注意して下さい。
    • ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにして下さい。
    • 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけて下さい。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止にに努めて下さい。
    • ミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけて下さい。
    • 散布直後から2日後まではミツバチを移動させるか巣門を閉じて下さい。

安全使用上の注意事項

  • 本剤は眼に対して刺激性がありますので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
  • 本剤は皮膚に対して刺激性がありますので皮膚に付着しないよう注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落として下さい。
  • 本剤はのど、鼻、皮膚などを刺激する場合、また、かゆみを生じる場合がありますので注意して下さい。
  • 散布液調製時および散布の際には保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。
  • 摘果等の作業の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具、容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器、空袋等は、水産動物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。