アドマイヤー®フロアブル

ADMIRE Flowable

製品の特長

  • ネオニコチノイド系の薬剤で、作用機構も有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤などとは異なりますので、これらの剤に抵抗性を持った害虫に対しても優れた効果を示します。
  • フロアブル製剤で作物への汚れが少なく使いやすい薬剤です。
  • かんきつ栽培において重要害虫のアブラムシ類、ミカンハモグリガ、チャノキイロアザミウマ、ゴマダラカミキリに対して、速効的に防除効果を示し、かつ残効性に優れています。
  • かんきつのカメムシ類に対し、殺虫効果は数日間ですが、果実に対する被害防止効果は長期間にわたります。
  • 浸透移行性に優れ、葉裏や葉の中の害虫に対しても優れた効果を示します。

製品情報

  • 種類名:イミダクロプリド水和剤
  • 成分:イミダクロプリド…20.0%
  • 性状:白色水和性粘稠懸濁液体
  • 登録番号:第18562号
  • 荷姿:100ml×10本×6 250ml×20本×2
  • 毒性:劇物
  • 危険物:
  • 有効年限:4年
  • PRTR:

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作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  びわ アブラムシ類 2000倍200~700L/10a収穫7日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
散布  
  カメムシ類
  ももアブラムシ類5000倍収穫3日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)
  カメムシ類
  モモハモグリガ
  なしアブラムシ類
  あんず収穫7日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)
  ぶどうアザミウマ類収穫21日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)
  かんきつカイガラムシ類2000~5000倍収穫14日前まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  アザミウマ類
  ミカンハモグリガ
  カメムシ類
  アブラムシ類
  ゴマダラカミキリ成虫
  ミカンバエ2000~4000倍
  ミカンキジラミ2000倍
  アブラムシ類80倍8~20L/10a無人航空機による散布
  アザミウマ類
  カメムシ類
  ゴマダラカミキリ成虫
  ミカンハモグリガ
  ミカンバエ
  ミカンキジラミ
  アブラムシ類40倍4~10L/10a
  アザミウマ類
  カメムシ類
  ゴマダラカミキリ成虫
  ミカンハモグリガ
  ミカンバエ
  ミカンキジラミ
  アブラムシ類20倍4~5L/10a
  アザミウマ類
  カメムシ類
  ゴマダラカミキリ成虫
  ミカンハモグリガ
  ミカンバエ
  ミカンキジラミ
  キウイフルーツカメムシ類2000倍200~700L/10a収穫前日まで(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
散布
  いちょう(種子)イチョウヒゲビロウドカミキリ成虫収穫前日まで
  アセロラアブラムシ類4000倍100~300L/10a収穫7日前まで
  ピタヤ2000倍
  アマランサス(茎葉)5000倍
  キノアカメノコハムシ4000倍
  キャベツアブラムシ類本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は2回以内)
  32倍1.6~2L/10a無人航空機による散布
  150倍4~5L/10a
  はくさい4000倍100~300L/10a散布
  32倍1.6~2L/10a無人航空機による散布
  150倍4~5L/10a
  ブロッコリー2000倍100~300L/10a収穫3日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:4回以内(育苗期の灌注は1回以内、定植時の土壌混和は1回以内、定植後の処理は2回以内)
散布
  24倍1.6~2L/10a無人航空機による散布
  80倍4~5L/10a
  畑わさび4000倍100~300L/10a収穫7日前まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
散布
  わさび畑育苗期
  だいこん収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(は種時の土壌混和は1回以内、は種後の処理は2回以内)
  みずな収穫3日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  非結球メキャベツ収穫7日前まで
  メキャベツ
  非結球レタス
  32倍1.6~2L/10a無人航空機による散布
  150倍4~5L/10a
  レタス4000倍100~300L/10a収穫3日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は2回以内)
散布
  40倍1.6~2L/10a無人航空機による散布
  150倍4~5L/10a
  葉ごぼう4000倍100~300L/10a収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
散布
  ごぼう収穫7日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(は種時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
  ほうれんそう収穫前日まで
  アザミウマ類
  ウリハムシモドキ
  ふだんそうアブラムシ類収穫7日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  エンダイブ
  ねぎアザミウマ類2000~4000倍収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、散布は2回以内)
  200倍セル成型育苗トレイ1箱又はペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約1.5~4L)当り0.5L定植前日~定植時本剤:1回
イミダクロプリド:3回以内(定植時までの処理は1回以内、散布は2回以内)
灌注
  ネギハモグリバエ
  クロバネキノコバエ類
  たまねぎアザミウマ類本剤:1回
イミダクロプリド:2回以内(定植時までの処理は1回以内)
  わけぎ2000~4000倍100~300L/10a収穫3日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
散布
  あさつき
  モロヘイヤ2000倍収穫14日前まで本剤:1回
イミダクロプリド:1回
  くわいアブラムシ類4000倍収穫21日前まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  れんこん収穫14日前まで(ただし、露地栽培については開花期終了後)本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(植付時の土壌混和は1回以内、植付後の処理は2回以内)
  せり科葉菜類(コリアンダー(葉)、セルリー、パセリ、みつば、せりを除く)収穫14日前まで本剤:1回
イミダクロプリド:1回
  コリアンダー(葉)収穫3日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  パセリ収穫14日前まで本剤:1回
イミダクロプリド:2回以内(定植時までの処理は1回以内、散布は1回以内)
  セルリー収穫7日前まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  うど2000倍根株養成期 但し、収穫60日前まで
  きゅうり(施設栽培)4000倍収穫前日まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:4回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計3回以内)
  アザミウマ類
  メロンアブラムシ類収穫3日前まで(ただし、露地栽培については着果後)本剤:3回以内
イミダクロプリド:4回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は3回以内)
  アザミウマ類
  なすアブラムシ類収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び常温煙霧は合計2回以内)
  アザミウマ類
  かぼちゃアブラムシ類収穫前日まで(ただし、露地栽培については着果後)本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
  すいか収穫3日前まで(ただし、露地栽培については着果後)本剤:3回以内
イミダクロプリド:4回以内(定植時の土壌混和は1回以内、散布は3回以内)
  ピーマン(施設栽培)収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内)
  トマト
  コナジラミ類
  ミニトマトアブラムシ類
  コナジラミ類
  オクラ(施設栽培)アブラムシ類本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  アザミウマ類
  しそアブラムシ類収穫3日前まで
  しそ科葉菜類(しそを除く)収穫7日前まで
  しそ(花穂)本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  ふき
  コナジラミ類
  ふき(ふきのとう)アブラムシ類収穫45日前まで
  コナジラミ類
  アスパラガスアザミウマ類2000倍収穫前日まで
  やなぎたでアブラムシ類4000倍収穫3日前まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  未成熟そらまめ収穫7日前まで(ただし、露地栽培については開花期終了後)本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時及びは種時の土壌混和は合計1回以内)
  未成熟ささげ(施設栽培)収穫前日まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:3回以内(定植時及びは種時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内)
  はまぼうふう(葉)収穫7日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  さんしょう(葉)収穫14日前まで本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  食用プリムラ本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  食用さくら(葉)アザミウマ類収穫3日前まで本剤:1回
イミダクロプリド:1回
  食用かえで(葉)アブラムシ類収穫14日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  きく(葉)(施設栽培)本剤:3回以内
イミダクロプリド:3回以内
  食用ぎく(施設栽培)収穫7日前まで本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  アザミウマ類
  きく(施設栽培)アブラムシ類2000倍100~200L/10a発生初期本剤:5回以内
イミダクロプリド:5回以内
  アザミウマ類
  花き類・観葉植物(きくを除く)アブラムシ類
  ポインセチア(施設栽培)
  コナジラミ類
  つつじ類ツツジグンバイ発生初期(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)本剤:5回以内
イミダクロプリド:5回以内(株元灌注は2回以内、土壌混和は2回以内)
  5000倍1L/m2発生前本剤:2回以内
イミダクロプリド:5回以内(株元灌注は2回以内、土壌混和は2回以内)
株元灌注
  かえでモミジニタイケアブラムシ本剤:2回以内
イミダクロプリド:2回以内
  デイゴデイゴヒメコバチ2000倍200~700L/10a発生初期(ただし、露地栽培については発芽期から開花期を除く)散布

注意事項

使用上の注意事項

  • 本剤は振ってから使用して下さい。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきって下さい。
  • 蚕に対して長期間毒性がありますので、絶対に桑葉にかからないようにして下さい。
  • ミツバチおよび野生ハナバチ類に対して影響があるので、以下のことに注意して下さい。
    • ミツバチの巣箱およびその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないで下さい。
    • 受粉促進を目的としたミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等で使用をさけて下さい。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めて下さい。
    • 開花期終了後に使用する場合、適用作物の花弁の大部分が落下または乾燥するか、花が閉じてから使用して下さい。
    • 施設栽培と記載のある作物に使用する場合、外部からミツバチおよび野生ハナバチ類が入らない形態の施設等で使用して下さい。
    • メロン、すいか、かぼちゃの露地栽培の場合、着果後は可能な限り摘花に努めて下さい。
    • しそ、しそ科葉菜類(しそを除く)に露地栽培で使用する場合、収穫後は開花期前に植物体を撤去して下さい。
    • 花き類・観葉植物のうち、開花する植物に露地栽培で使用する場合は、開花期終了後に使用して下さい。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節して下さい。
  • 街路、公園等で使用する場合には、河川および湖沼等に散布液が飛散しないよう注意して下さい。
  • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守って下さい。
    • ミツバチに対して影響がありますので、関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めて下さい。
    • 散布は散布機種の散布基準に従って実施して下さい。
    • 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用して下さい。
    • 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行って下さい。
    • 散布薬液の飛散によって動植物の被害や自動車の塗装等に被害を与えるおそれがあるなど、各分野に影響がありますので、散布区域内の諸物件に十分留意して下さい。
    • 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
    • 散布終了後は次の項目を守って下さい。
      1. 使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄して下さい。
      2. 機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理して下さい。
  • 本剤を使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ち込まれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落として下さい。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 医薬用外劇物なので、取扱いには十分注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
  • 本剤は眼に対して弱い刺激性がありますので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗して下さい。
  • 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
  • 街路、公園等で使用する場合は、散布中および散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意して下さい。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 散布後は水管理に注意してください。
  • 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないようとくに注意して下さい。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した鍵のかかる場所に密封して保管して下さい。盗難、紛失の際は、警察に届け出て下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させて回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。