ゴール®1キロ粒剤
GOLE 1KG Granule
製品の特長
- ピリミスルファンとフェントラザミドの2種混合の一発処理除草剤です。
- 散布適期が広く、移植時~ノビエ3葉期まで使用できます。
- ノビエなどの一年生雑草から、ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリなどの多年生雑草に高い除草効果を示します。
- クログワイ、オモダカなどの難防除雑草やスルホニルウレア抵抗性雑草に対しても有効です。
- 効果の持続性が長く、通常の圃場条件では、1回の散布で雑草を防除できます。各種雑草に対して、散布後、通常50日程度の効果の持続が期待できます。
- 水稲に対する安全性が高く、通常の圃場条件では安心して使用できます。
製品情報
- 種類名:ピリミスルファン・フェントラザミド粒剤
- 成分:ピリミスルファン…0.50% フェントラザミド…3.0%
- 性状:類白色細粒
- 登録番号:第22958号
- 荷姿:1kg×12袋 4kg×4袋
- 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:
- 有効年限:4年
- PRTR:1種フェントラザミド…3.0%
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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移植水稲 | 水田一年生雑草 | 1kg/10a | 移植直後~ノビエ3葉期 但し、移植後30日まで | 本剤:1回 ピリミスルファン:2回以内 フェントラザミド:1回 | 湛水散布又は無人ヘリコプターによる散布 | ||||||
マツバイ | |||||||||||
ホタルイ | |||||||||||
ウリカワ | |||||||||||
ミズガヤツリ | |||||||||||
ヘラオモダカ | |||||||||||
ヒルムシロ | |||||||||||
セリ | |||||||||||
オモダカ | |||||||||||
クログワイ | |||||||||||
シズイ | |||||||||||
コウキヤガラ | |||||||||||
アオミドロ・藻類による表層はく離 | |||||||||||
水田一年生雑草 | 移植時 | 田植同時散布機で施用 | |||||||||
マツバイ | |||||||||||
ホタルイ | |||||||||||
ウリカワ | |||||||||||
ミズガヤツリ | |||||||||||
ヘラオモダカ | |||||||||||
ヒルムシロ | |||||||||||
セリ | |||||||||||
オモダカ | |||||||||||
クログワイ | |||||||||||
シズイ | |||||||||||
コウキヤガラ | |||||||||||
アオミドロ・藻類による表層はく離 |
注意事項
使用上の注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきって下さい。
- 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに、時期を失しないように散布して下さい。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出ますので、必ず適期に散布して下さい。ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカは3葉期まで、ウリカワは2葉期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、シズイは草丈3cmまで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。
- オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示しませんので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用して下さい。
- 苗の植付けが均一となるように、代かきおよび植付け作業はていねいに行って下さい。未熟有機物を施用した場合は、とくにていねいに行って下さい。
- 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態のまま田面に均一に散布し、散布後3〜4日間は通常の湛水状態(水深3〜5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
- 以下のような条件下では薬害が発生するおそれがありますので使用をさけて下さい。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深が2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 梅雨時期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は、除草効果が低下するおそれがありますので使用をさけて下さい。
- 散布後の数日間に著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。
- 無人ヘリコプターで散布する際は以下の事に注意して下さい。
- 散布は使用機種の使用基準に従って実施して下さい。
- 専用の粒剤散布装置によって湛水散布して下さい。
- 事前に薬剤の物理性に合せて粒剤散布装置のメタリング開度を調整して下さい。
- 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m以上離して圃場内に散布して下さい。
- 水源池、飲料水などに飛散、流入しないように十分注意して下さい。
- 本剤を散布した水田の田面水を他の作物の灌水に使用しないで下さい。
- 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがありますので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分に注意して下さい。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用して下さい。とくに初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 本剤は眼に対して刺激性がありますので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。使用後は洗眼して下さい。
- 本剤は皮膚に対して刺激性がありますので、散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して薬剤が皮膚に付着しないよう注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落として下さい。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼしますので、養魚田では使用しないで下さい。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
- 無人ヘリコプターによる散布で使用する場合は、河川、養殖池等に飛散しないようとくに注意して下さい。
- 散布後は水管理に注意して下さい。
- 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
- 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
- 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
- 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。