ボデーガード®フロアブル
BODYGUARD Flowable
製品の特長
- テフリルトリオンとフェントラザミドの2種混合の一発処理除草剤です。
- ほとんど全ての水田一年生雑草、多年生雑草に高い除草効果を示します。オモダカ、クログワイ等の難防除雑草に対しても有効です。
- 問題となっているスルホニルウレア抵抗性雑草、ならびにイボクサ、クサネム等の特殊雑草に対しても有効です。
- 約40~50日間の残効が期待でき、通常の圃場条件下では、一回の散布で雑草を防除できます。
- 水稲に対する安全性が高く、通常の圃場条件下では安心して使用できます(砂質土壌の水田や漏水田での使用はさけて下さい)。
- 直播水稲に対して安全性を有しています。
製品情報
- 種類名:テフリルトリオン・フェントラザミド水和剤
- 成分:テフリルトリオン…5.8% フェントラザミド…5.8%
- 性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
- 登録番号:第22616号
- 荷姿:500ml×20本(系統のみ) 2L×6本(系統のみ)
- 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
- 危険物:NULL
- 有効年限:3年
- PRTR:1種フェントラザミド…5.8%
ダウンロード(SDS・カタログ)
作物別適用及び使用方法
作物名 | 適用場所 | 適用病害虫 雑草名 |
使用目的 | 希釈倍数 使用量 |
散布液量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | 適用土壌 | 適用地帯名 | |
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移植水稲 | 水田一年生雑草 | 500mL/10a | 移植後5日~ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで | 本剤:1回 テフリルトリオン:2回以内 フェントラザミド:1回 | 原液湛水散布又は水口施用又は無人ヘリコプターによる滴下 | ||||||
マツバイ | |||||||||||
ホタルイ | |||||||||||
ヘラオモダカ | |||||||||||
ミズガヤツリ | |||||||||||
ウリカワ | |||||||||||
クログワイ | |||||||||||
オモダカ | |||||||||||
ヒルムシロ | |||||||||||
セリ | |||||||||||
エゾノサヤヌカグサ | |||||||||||
コウキヤガラ | |||||||||||
シズイ | |||||||||||
直播水稲 | 水田一年生雑草 | 稲1葉期~ノビエ3葉期 ただし、収穫90日前まで | 原液湛水散布又は無人ヘリコプターによる滴下 | ||||||||
マツバイ | |||||||||||
ホタルイ | |||||||||||
ミズガヤツリ | |||||||||||
ウリカワ | |||||||||||
ヒルムシロ |
注意事項
使用上の注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使いきって下さい。
- 本剤は貯蔵中に分離することがありますので、使用に際しては容器をよく振って下さい。
- 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、移植水稲については田植え5日後からノビエの3葉期までに、直播水稲については稲1葉期からノビエの3葉期までに、時期を失しないように散布して下さい。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出ますので、必ず適期に散布するようにして下さい。ホタルイは3葉期まで、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワ、エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、クログワイ、オモダカ、コウキヤガラ、シズイは発生始期が本剤の散布適期です。クログワイ、オモダカ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示しませんので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用して下さい。
- 原液湛水散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布して下さい。水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させて下さい。処理後田面水が通常の湛水状態(湛水深3~5cm)に達した時に必ず水を止め、田面水があふれ出ないように注意して下さい。
- 無人ヘリコプターで滴下する場合は、以下の注意を守って下さい。
- 滴下は使用機種の使用基準に従って実施して下さい。
- 滴下に当っては散布装置のノズルを取り外して下さい。
- 作業中、薬液が漏れないように機体の配管その他の装置の十分な点検を行って下さい。
- 隣接する圃場に水稲以外の作物が栽培されている場合は、無人ヘリコプターによる本剤の滴下は行わないで下さい。
- 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
- 薬剤滴下に使用した装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理して下さい。
- 本剤の滴下に使用した無人ヘリコプターの散布装置は、水稲以外の作物への薬液散布には使用しないで下さい。
- 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
- 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化および植付作業はていねいに行って下さい。未熟有機物を使用した場合は、とくにていねいに行って下さい。
- 以下の条件では薬害を生じるおそれがありますので使用をさけて下さい。
- 砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
- 軟弱苗を移植した水田
- 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
- 直播水稲に使用する場合は、薬害をさけるため稲の1葉期以降に使用し、稲の根が露出しているときの使用はさけて下さい。
- 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合がありますので使用はさけて下さい。
- 散布田の田面水を他の作物に灌水しないで下さい。
- 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
- 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがありますので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意して下さい。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。とくに初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意事項
- 誤飲などのないよう注意して下さい。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
- 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯して下さい。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
- 水産動植物(藻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
- 無人ヘリコプターによる滴下で使用する場合は、飛散しないようとくに注意して下さい。
- 散布後は水管理に注意して下さい。
- 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
- 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管して下さい。
- 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収して下さい。
- 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
- 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。