2017年5月

地球レベルでの食糧安定供給への課題に挑む100人の若きリーダー達

  • 第3回世界若者農業サミット、2017年10月9日から13日にかけてベルギーのブリュッセルで開催
  • 目標は、世界の農業課題への具体的なソリューションの提示
  • 最終代表は1,200人近くの応募者から選考、日本からは2名が参加

東京、2017年5月11日 -バイエル社 クロップサイエンス部門(拠点:ドイツ、モンハイム)は「緑のリサイクル(Groene Kring)」および、フランス語圏の若き農業者の組合である「若者農業組合(Fédération des Jeunes Agriculteurs)」と共に、2017年10月9日から13日にかけてベルギーのブリュッセルで開催される第3回世界若者農業サミットに参加する100人の優れた若者を決定いたしました。今回のサミットのテーマは“Feeding a Hungry Planet”(地球レベルでの食糧安定供給について)であり、国連の持続可能な開発目標(UN Sustainable Development Goals:SDGs)のうち、飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保を達成するとともに、持続可能な農業を推進するという目標に取り組むことをねらいとしています。

本サミットの参加希望者は、サミットと同様“Feeding a Hungry Planet”(地球レベルでの食糧安定供給について)をテーマに1,500語以内の小論文の提出が求められました。95カ国から計1,187件の小論文の提出があり、日本においては書類選考の後、バイエル クロップサイエンス株式会社において、英語でのプレゼンテーションおよび面接による最終審査によって2名が選出され、本サミットへの参加が決定しています。

49ヵ国から選ばれた18~25歳の代表は、農業への熱意と飢えのない世界のビジョンを共有します。サミット中、参加者は多様な経験を共有し協力しあいながら、世界レベルでの食糧安定供給への課題に対し、革新的で持続可能かつ実行可能なソリューションを導き出していきます。5日間にわたり、代表はグループ・プロジェクトに取り組んだり、産業ツアーに参加したり、専門家の講演を聞いて学ぶ予定です。参加者のミッションは、世界で農業の発展を推進できる新しい具体的なアイデアを創出し、自国でそれを実践することです。

リアム・コンドンと代表者たち

ドイツ・バイエル社 経営委員会委員であり、クロップサイエンス部門責任者のリアム・コンドンは、「農業は、国連の持続可能な開発目標を達成するために大きな貢献を果たせますが、そのためには次世代の積極的な関与が必要となります。世界若者農業サミットは、若きリーダーに対し、地球レベルでの食糧安定供給に関する自身のアイデアを発展させ、成功事例を共有し、現代農業の役割を模索する機会を与えることを目的としています」と述べています。

本サミットは、以下の49カ国から参加者を迎えます。アイルランド、イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オランダ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、トルコ、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、リトアニア、ロシア、ウガンダ、ケニア、ジンバブエ、タンザニア、ナイジェリア、ボツアナ、南アフリカ、アメリカ、カナダ、エルサルバドル、グアテマラ、アルゼンチン、エクアドル、コロンビア、チリ、パラグアイ、ブラジル、ボリビア、インド、インドネシア、スリランカ、タイ、中国、日本、ネパール、バングラディシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド

代表のプロフィールやサミットのより詳しい情報については、www.youthagsummit.com をご覧ください。
最新のニュースは @YouthAgSummit または https://www.facebook.com/YouthAgSummit で発信しています。

世界若者農業サミットについて

世界若者農業サミットは、農業や関連分野における次世代の若きリーダーに刺激を与え交流をもたらすことを目的として、2年に1度開催される国際会議です。2017年は18~25歳の100人の若きリーダーがベルギーのブリュッセルで会議に参加し、世界で最も困難な課題の1つである「いかにして、地球レベルで食糧を安定的に供給していくのか?」についてオープンディスカッションを行います。第1回はカナダ、第2回はオーストラリアで開催され、今年のサミットは初めてヨーロッパの都市での開催となります。世界若者農業サミットは、世界における農業と食糧供給に関する認識を高めることを目的とした、バイエルの農業教育プログラムの一環として行われます。プログラムについての詳細は、www.ag-education.bayer.com および https://www.facebook.com/BayerAgEdu/ または Twitter @BayerAgEdu をご覧ください。

緑のリサイクル(Groene Kring)について

緑のリサイクルはベルギー・フランドル地方の若き農業者のための組合で、3,500人ほどの会員を有します。定期活動やイベントを通じて若き農業者を集め、起業家教育を行い、地方、国内、国際レベルで若き農業者の関心を守る活動を行っています。詳細については www.groenekring.be をご覧ください。

若者農業組合(Fédération des Jeunes Agriculteurs)について

若者農業組合は、ベルギー・ワロン地方に居住・勤務する若き農業者を代表する組織です。2,800人の会員の声を代表し、地方、国内、ヨーロッパレベルで彼らの代わりに提唱を行っています。また同組織は農業セクターの正式な教育機関として、研修コースも提供しています。詳細については www.fja.be をご覧ください。