ボデーガード®プロフロアブル

BODYGUARD PRO Flowable

製品の特長

  • トリアファモンとテフリルトリオンの2種混合の一発処理除草剤です。
  • 高葉齢のノビエに対する殺草力が高く、また、長期の残効性を示します。
  • クログワイ、オモダカ、コウキヤガラに高い除草効果と塊茎形成抑制効果を示します。効果の持続性が長く、通常の圃場条件では1回の散布で雑草を防除することができます。
  • 問題となっているスルホニルウレア抵抗性雑草、ならびにイボクサ、クサネム等の特殊雑草に対しても有効です。
  • 水稲に対する安全性が高く、通常の圃場条件下では安心して使用できます。
  • 直播水稲(鉄コーティング直播水稲含む)において、除草効果・安全性ともに優れ、は種直後からノビエ3.5葉期までの幅広い散布適期で使用できます。

製品情報

  • 種類名:テフリルトリオン・トリアファモン水和剤
  • 成分:テフリルトリオン...5.8% トリアファモン...0.97%
  • 性状:淡褐色水和性粘稠懸濁液体
  • 登録番号:第23795号
  • 荷姿:500ml×20本(系統のみ)2L×6本(系統のみ)
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物に該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:4年
  • PRTR:

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  移植水稲 一年生雑草 500mL/10a 移植後5日~ノビエ3.5葉期 ただし、移植後30日まで本剤:1回
テフリルトリオン:2回以内
トリアファモン:2回以内
原液湛水散布、水口施用又は無人航空機による滴下  
  マツバイ
  ホタルイ
  ヘラオモダカ
  ミズガヤツリ
  ウリカワ
  クログワイ
  オモダカ
  ヒルムシロ
  セリ
  コウキヤガラ
  キシュウスズメノヒエ
  直播水稲一年生雑草は種直後~ノビエ3.5葉期 ただし、収穫90日前まで
  マツバイ
  ホタルイ
  ミズガヤツリ
  ウリカワ
  ヒルムシロ

注意事項

使用上の注意事項

  • 使用量に合わせ秤量し、使いきって下さい。
  • 本剤は貯蔵中に分離することがありますので、使用に際しては容器をよく振って下さい。
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3.5葉期までに時期を失しないように散布して下さい。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出ますので、必ず適期に散布するようにして下さい。ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリは4葉期まで(直播水稲のホタルイでは3葉期まで)、ウリカワは3葉期まで、クログワイは発生前から草丈10㎝まで、オモダカは発生前からへら葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、コウキヤガラは発生始期から草丈30㎝まで、キシュウスズメノヒエは再生茎3葉期までが本剤の散布適期です。クログワイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示しませんので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用して下さい。
  • 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5cm)のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布して下さい。
  • 水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させ、処理後田面水が通常の湛水状態(湛水深3?5cm)に達した時に必ず水を止め、田面水があふれ出ないよう注意して下さい。
  • 無人航空機で滴下する場合は、以下の注意を守って下さい。
    • 滴下は使用機種の使用基準に従って実施して下さい。
    • 滴下に当っては散布装置のノズルを取り外して下さい。
    • 作業中、薬液が漏れないように機体の配管その他の装置の十分な点検を行って下さい。
    • 隣接する圃場に水稲以外の作物が栽培されている場合は、無人航空機による本剤の滴下は行わないで下さい。
    • 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
    • 薬剤滴下に使用した装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理して下さい。
    • 本剤の滴下に使用した無人航空機の散布装置は、水稲以外の作物への薬液散布には使用しないで下さい。
  • 散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化および植付作業はていねいに行って下さい。未熟有機物を使用した場合は、とくにていねいに行って下さい。
  • 以下の条件では薬害を生じるおそれがありますので使用をさけて下さい。
    • 砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
    • 軟弱苗を移植した水田
    • 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
  • 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合がありますので使用はさけて下さい。
  • 散布田の田面水を他の作物に灌水しないで下さい。
  • 薬害を生じるおそれがありますので、後作物としてなす、たまねぎおよびさやえんどうを栽培しないで下さい。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがありますので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意して下さい。
  • 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用して下さい。とくに初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 誤飲などのないよう注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管して下さい。