オルフィン®プラスフロアブル

ALFIN PLUS Flowable

製品の特長

  • 作用機構の異なるSDHI剤とEBI(DMI)剤との混合剤です。
    • 新規ピリジニルエチルベンズアミド系SDHI殺菌剤のフルオピラムと、幅広い殺菌スペクトラムと優れた効果で定評のあるEBI殺菌剤テブコナゾールを有効成分とする殺菌混合剤です。
  • 幅広い殺菌スペクトラムを有します。
    • 果樹病害を中心とした多くの糸状菌類による作物病害に安定した効果を示します。
  • 優れた浸透性と移行性を示します。
    • どちらの有効成分も、植物体表面から吸収され組織内に浸透し、導管移行します。
  • 予防効果に優れ、治療効果も示します。
    • 予防効果のみならず、いくつかの病害で治療効果も確認されています。
  • 耐雨性が高い薬剤です。
    • 耐雨性が高く、気象の変動にも柔軟に対応できます。
  • 汚れが少なく使いやすいフロアブル製剤です。
    • すもも、おうとうなどの薬剤の汚れが気になる作物に適しています。

製品情報

  • 種類名:テブコナゾール・フルオピラム水和剤
  • 成分:テブコナゾール…17.7% フルオピラム…17.7%
  • 性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
  • 登録番号:第23387号
  • 荷姿:250ml×20本(北海道を除く)
  • 毒性:普通物(「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物・劇物該当しないものを指していう通称)
  • 危険物:
  • 有効年限:3年
  • PRTR:1種テブコナゾール・・・(アルキル基のC数が12-15までのものおよびその混合剤に限る。)・・・2.2%

ダウンロード(SDS・カタログ)

作物別適用及び使用方法

作物名 適用場所 適用病害虫
雑草名
使用目的 希釈倍数
使用量
散布液量 使用時期 使用回数 使用方法 適用土壌 適用地帯名
  りんご うどんこ病 2000~3000倍200~700L/10a収穫7日前まで本剤:3回以内
テブコナゾール:3回以内
フルオピラム:3回以内
散布  
  黒点病
  黒星病
  赤星病
  斑点落葉病
  モニリア病
  灰色かび病2000倍
  褐斑病
  すす点病
  すす斑病
  なし赤星病2000~3000倍収穫前日まで
  輪紋病
  黒星病
  黒斑病
  褐色斑点病2000倍
  うどんこ病
  もも3000倍
  灰星病
  黒星病
  ネクタリン灰星病
  黒星病
  うめ灰星病
  黒星病
  小粒核果類(うめを除く)灰星病
  おうとう
  褐色せん孔病
  ぶどううどんこ病収穫14日前まで
  灰色かび病
  晩腐病
  あずき灰色かび病1000倍100~150L/10a収穫7日前まで
  たまねぎ収穫前日まで
  灰色腐敗病
  小菌核病

注意事項

使用上の注意事項

  • 本剤は貯蔵中に分離することがありますので、使用に際しては容器をよく振って下さい。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきって下さい。
  • 使用液量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節して下さい。
  • はくさい、だいこんに対して薬害を生じるおそれがありますので、付近にある場合はかからないように注意して下さい。
  • りんごに使用する場合、品種「つがる」は開花期までの散布で果そう葉に褐点を生じるおそれがありますので注意して下さい。
  • ぶどうに使用する場合、大豆大より後での散布は、果粉が溶脱するおそれがありますので使用をさけて下さい。
  • 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用して下さい。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくにはじめて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意事項

  • 誤飲などのないよう注意して下さい。
  • 本剤は眼に対して刺激性がありますので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けて下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は、手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣類を交換してください。
  • 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密栓して保管して下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。