最近のニュース
2013年9月
バイエル クロップサイエンス社、投資計画を強化:
2013-2016年の間に24億ユーロを設備拡張に投じる予定
 •主要な農薬原体の生産を拡大
 •2015年までに売上を100億ユーロに伸ばす計画が順調に進行中
 モンハイム、2013年9月5日-年間売上高を2013年の90億ユーロから2015年に100億ユーロに増やす  バイエル クロップサイエンス社の計画は順調に進んでいます。「2006年以降、私たちは事業を拡張し、記録的な売上高をあげてきており、将来の発展については楽観しています」とバイエル クロップサイエンス社のCEO、リアム コンドンは、モンハイム(ドイツ)での年次記者会見で述べました。自社製品に対する旺盛な需要を追い風に、同社は投資計画を10億ユーロ増やし、2013年から2016年までの設備投資総額は  約24億ユーロにのぼる見通しです。

投資の加速的な増大の結果、主要な農薬原体の生産量は大幅に増加すると予想されます。「多くの産業が今日、生産過剰に直面しています。しかし、バイエル クロップサイエンス社の場合、状況はまったく異なります。世界人口の増加、食生活の変化、気象の不安定性の増大が食糧供給に影響を与えており、今日取り組むべき課題となっています」とコンドンは述べました。

コンドンはさらに「当社製品に対する農家の需要は増加の一途をたどっており、当社は世界中の農家が強く望んでいる革新的な農業ソリューションを提供するため、サプライチェーン能力を大幅に増強しています」と述べるとともに、今後の課題を次のように説明しました。「9億人もの人々が今なお飢餓状態にあるのに、世界の人口は急速に増加しています。農業の生産性を引き上げる必要があると同時に、農業における持続可能性を高め、環境を守っていかなければなりません。私たちは農業が社会の健全な発展に寄与する一助となれるよう、革新的なソリューションとサービスを生み出すことにより、この課題を解決することを目指しています」。

米国でのグルフォシネート・アンモニウム生産工場新設に約3億8千万ユーロを投入
バイエル クロップサイエンス社の投資計画にとって不可欠の要素となっているのは、米国でLiberty™のブランド名で市販されている除草剤、グルフォシネート・アンモニウムの生産工場をアラバマ州モービルに新規建設する事業です。新工場の操業開始は、需要が増大する2016年のシーズンに間に合うよう、2015年第4四半期を予定しています。「この新工場建設には3億8千万ユーロの投資が予定されていますが、これはバイエル クロップサイエンス社の歴史において単独では最大の建設計画です」とコンドンは述べました。他の地域で進行中の設備拡張計画と合わせ、新工場はこの重要な農薬原体の製品供給を全世界で2倍以上に増やすという同社の目標実現に大きく貢献するでしょう。

Liberty™の増産は現代農業の課題である雑草の薬品耐性を取り除くのに役立つでしょう。Liberty™は最も使用頻度の高い除草剤、グリホセートに対する雑草の耐性を抑制する唯一の非選択性除草剤です。米国農家の約50%は畑での雑草の耐性に悩まされた経験がありますが、こうした状況は米国だけではなく、世界中で悪化しています。

バイエル クロップサイエンス社は研究開発のユニークな専門性、業界で最も多様な除草剤品目、診断・モニタリング技術を活かし、また総合雑草管理(IWM)方式を奨励することにより、この問題に取り組んでいます。IWMの手法、例えば輪作や作用機序が異なる除草剤の使用(グルフォシネート・アンモニウムはその不可欠な要素の一つです)、除草剤許容性のローテーションなどは、生産者が雑草の耐性を抑制あるいは遅らせるのに役立つでしょう。単独で完全な効果を発揮する戦略は存在しません。「多様性こそは持続可能な農業の鍵です」とコンドンは強調しました。

種子事業を拡大――大豆と小麦で強固な地位を築く
農薬部門のサプライチェーン能力の強化に加え、バイエル クロップサイエンス社の成長プランが掲げるもう一つの要素は、種子戦略です。同社は、野菜やコメ、菜種、綿花など既に定着している作物分野における地位をさらに強化し、大豆や小麦の市場での地位を高めることを計画しています。

「当社は、例えば中南米における戦略的な企業買収を通じて大豆事業への投資を続けており、特色ある性質をもつ種子の迅速かつ重点的な開発を引き続き推し進めています」とコンドンは説明し、現在、バイエル クロップサイエンス社が開発中の大豆シスト線虫(病害虫の一種)駆除剤を強調しました。コンドンはまた、バイエル クロップサイエンス社の世界的な大豆ブランド、Credenz™を発表しました。これは2014年下半期に北米と南米で販売開始することが予定されています。「大豆種子のCredenz™は、  生産者に改良された新しい種子を提供する事業の一部です。それは大豆を特定の病害虫から守り、線虫のしつこい攻撃を撃退し、最も有効な除草剤に対する大豆の耐性を強化するなどの特性を持つでしょう」とコンドンは述べました。同社は今後10年間で現在の大豆関連売上を大きく伸ばすことを目指しています。

バイエル クロップサイエンス社が重視している二つめの種子投資は、世界の最重要作物である小麦です。この分野では、同社はトップクラスの世界的な小麦育種ネットワークを構築しており、現地の生育条件に適応した多収量新品種を開発することを目指しています。最初の新品種は2015年に市場に登場する見込みです。

「当社の事業戦略は、世界中の農家が直面している緊急の課題に取り組むことを目指しています」とコンドンは述べ、次のように締めくくりました。「私たちは農薬と種子事業の両部門ともさらに強化し、引き続き顧客中心の姿勢を強め、市場トップの地位を揺るぎないものにするためにイノベーションを推進してまいります」。



将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルグループもしくは各事業グループの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれています。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。