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2012年9月
ドイツ・バイエル クロップサイエンス社のグローバル戦略: 持続可能な成長に向けて
 70億ユーロの投資でさらなる成長を促進
• 2011年から2016年までの研究開発費として50億ユーロを計上
• 生産能力と種子処理設備へ20億ユーロを投資
• 強化された新製品パイプラインの売上高は最盛期で40億ユーロ超を見込む
• 種子事業の比率を2016年までに倍増し20%に成長





モンハイム、 2012年9月20日 – 「バイエル クロップサイエンス社は強力な事業戦略を備え、中期的に強い成長を継続する体制を築いており、順調に市場水準を超える成長を遂げています」と同社の社長であるサンドラ・ピーターソンが年次記者会見で述べました。バイエル クロップサイエンス社の野心的な目標は、2011年から2016年にかけて研究開発および生産能力と種子処理設備を増強するために合計70億ユーロを投資する計画に基づくものです。

この計画の一環として、バイエル クロップサイエンス社は、種子、革新的な化学農薬、生物農薬を含む、農家のために新しいソリューションを創出する研究開発活動資金として、50億ユーロの予算を計上しました。この資金は、同社がすでに有している有望な総合的農業ソリューションのパイプラインをさらに強化することを目的としています。同社は、2011年から2016年にかけて上市予定の新製品の合計売上高が、最盛期で40億ユーロを超えることを見込んでいます。また、世界的に高まる農産品需要に応えるため、新たな生産能力および種子処理設備への投資を計画し、同期間合計で20億ユーロの予算を計上しています。

年次記者会見でピーターソンは、今後の様々な機会を捉え農業の未来を推進するにあたり、同社が有利な位置にいることを強調し「バイエル クロップサイエンス社は、持続可能な作物ソリューションの分野で市場をリードすることを目指しており、差別化された作物ソリューションの世界的需要に対応するべく、研究開発および生産能力への多大な投資を行っています」と述べています。同社は本年8月に生物農薬企業アグラクエスト社(米国)の買収を5億USドル規模で完了し、生物農薬市場における足場を確固たるものとしました。同市場は2020年までに現在の3倍である約40億USドル規模に成長することが見込まれています。
ピーターソンは、4本柱で構成される事業戦略の展開以来、同社が大きく進展を遂げてきたことを強調しました。戦略の4本柱は以下の通りです。
(1) 中核である農薬事業の刷新 (2) バリューチェーン全域を対象に、お客様中心主義を再構築 (3) イノベーションの重点分野を再設定 (4) 種子事業(バイオサイエンス事業)を拡大

ピーターソンは「4本柱の事業戦略により、私たちは会社を変革し、将来の成功への道のりを示すことができました。既存の製品群の合理化と再構成を行い、新技術の普及を加速する取り組みを行っています。こうしたすべてが、農業の未来を推進する当社の取り組みの中で重要な役割を担っているのです」と述べています。

世界規模の研究開発ポートフォリオを強化

研究開発費を増額し、2011年から2016年にかけて50億ユーロの投資を行う積極的な計画の土台となっているのは、同社の研究開発戦略と世界規模のポートフォリオです。この研究開発戦略は、農業関連業界でベスト・イン・クラスである同社の研究開発ポートフォリオの位置づけを強化することに重点をおいており、顧客ニーズに対応し得る差別化されたソリューションを提供する こと、種子、化学農薬および生物農薬に関する専門性を活用し、植物の健全な育成において独自の位置づけを確立する こと、オープンなイノベーションの方針のもとに、グローバル規模の業界内ネットワークを確立すること、を掲げているものです。

バイエル クロップサイエンス社の研究開発部門長デイビッド・ニコルソンは「種子、化学農薬、生物農薬における高い専門性を有する当社は、農業関連業界において特別なポジションにあると言えます。播種(種まき)から、収穫物を新鮮かつ完璧な状態で消費者に届けるための支援に至るまで、農作物生産の全過程で求められる製品とサービスを包含したパッケージを農家の方々に提供し得る、総合的な作物ソリューションの開発を目指しています」と述べています。

これを実現するために、バイエル クロップサイエンス社は、3事業部門の研究開発活動を統合しました。この統合により、雑草・病害虫管理からストレス耐性、収量の向上を含む全ての領域の研究開発能力を重点作物に集中させ、より有効に活用することが可能となります。

新製品の売上高は増加の見込み

ピーターソンは、同社のイノベーション能力を証明するべく、2011年から2016年にかけて市場に投入する予定の幅広い新製品の概要を説明し、戦略的作物のためのソリューションを示しました。ピーターソンは「当社が開発している種子および農薬ソリューションは、生産者が抱える最も重要な問題の解決を助けるためのものです。 現在研究開発中の種子、化学農薬、生物農薬を用いた新規の作物ソリューションは市場で大いに期待されており、2011年から2016年にかけて上市される新製品の売上高は、最盛期で40億ユーロを超えることを見込んでいます」と述べました。

生産強化に向け、生産設備へ投資

バイエル クロップサイエンス社はまた、将来の成長を担保するため、生産設備と種子処理設備への投資を決定しました。これらの投資により、低コストと安全性の強化において、今後もさらに業界をリードすることを目指します。

同社は、農薬製品の生産および育種と種子生産・種子処理に関連する設備の増設を行うため、2011年から2016年にかけて、20億ユーロの予算を計上しています。これに基づいて最新の生産技術への投資を行い、世界的な設備資産の規模を著しく拡大すると同時に、製品供給における柔軟性を世界規模で向上させます。

バイエル クロップサイエンス社の生産・サプライチェーン部門長アキム・ノアックは「当社製品の世界的需要拡大を見込み、トップブランドである殺菌剤FoxTM 製品群、除草剤Liberty TM 、バスタ TM を含む、上位の農薬原体の生産能力を大幅に拡大しています」と述べています。

種子事業を世界規模で拡大する計画のもと、すでに様々な作物分野で育種に関する世界的なネットワークの拡大を行っています。ノアックは「私たちは、生産・サプライチェーン分野におけるワールドクラスの専門性を、世界的に急成長中の種子生産・種子処理事業の基幹設備に応用することを目標としています」と強調しました。

種子事業の比率を2016年までに倍増

ピーターソンはまた、種子事業が急速な成長を続ける見通しであることを強調し「当社の売上高全体に占める種子事業の割合は、2016年までに倍増し約20パーセントに達すると見込んでいます」と述べました。畑作物種子分野の著しい成長を背景に、同事業部門の売上高は、本年度第1四半期には21パーセントの伸びを記録しています。

将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
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