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2015年10月
「世界若者農業サミット」参加者代表が国連会議に参加、食糧安全保障について
「キャンベラ宣言」を発表
 「世界若者農業サミット」参加者代表が国連会議に参加、食糧安全保障について
 「キャンベラ宣言」を発表

・100人の若者が世界33ヵ国より集結した「世界若者農業サミット」での議論を昇華
・“Feeding a Hungry Planet”(地球レベルでの食糧安定供給)に向け、若者が最大限貢献するための行動計画として「キャンベラ宣言」を発表

東京、2015年10月21日-バイエル クロップサイエンス社(本社:ドイツ、モンハイム)がフューチャー・ファーマーズ・ネットワーク(FFN)と共同で、8月24日から28日までオーストラリアのキャンベラにて開催した「第2回世界若者農業サミット」を受け、その参加者代表であるオーストラリアのローラ・グラブさん(23歳)とケニアのサンバ・オウマさん(24歳)の二人は、10月12日から15日にローマで開催された国際連合食糧農業機関(FAO)の第42回世界食料安全保障委員会(CFS)において「キャンベラ宣言」を発表しました。この宣言は、世界33ヶ国から集まった農業の若きリーダーたち100人が「世界若者農業サミット」に参加し、“Feeding a Hungry Planet”(地球レベルでの食糧安定供給について)をテーマに議論を深め、創出した行動提言を昇華させたものです。

バイエル クロップサイエンス社社長(CEO)のリアム・コンドンは、次のように述べています。「10月16日は『世界食料デー』です。この地球上には、今もなお、飢えに苦しんでいる人がおよそ8億人も存在します。国連の『持続可能な開発目標』は、飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進することを重要な目標の一つとしています」

重要な課題としては、世界各地のインフラストラクチャの整備および、付加価値の高い種子や肥料、作物保護に関する最新知識の普及の徹底、革新的技術の活用機会の向上などが挙げられます。「効果的な解決策を練りあげるためには、産・官のみならず、市民社会を加えた広範な協力体制が必要になります。自由で柔軟な発想と情熱を備えた若者たちは、国連の『持続可能な開発目標』の達成に向けて社会や業界を動かす大いなる可能性を秘めています」とコンドンは強調しています。

「世界若者農業サミット」では、世界レベルでの食糧の安定供給に向けた具体的な行動計画について参加者の100人が議論を重ねました。これを受け、優先順位が高い以下の5つのテーマを「キャンベラ宣言」として発表しました。

1. 教育と技能開発の促進:農業におけるあらゆる指導者が、継続的な教育を通じて技能の向上を図るため、情報交換を促すオープンなウェブサイトや専門的な能力開発プログラムなどを含むマルチチャンネル・プラットフォームを構築する。

2. 農業の価値と農業におけるキャリアの価値の発信:農業の重要性を世界に周知徹底し、農家のイメージの向上に寄与するとともに、農業という産業の多様な可能性を発信していく。

3. 社会に認められる、責任ある消費の促進:食糧流通の場における持続可能性を消費者が直接高めていけるよう、教育システムを開発するとともに食物廃棄を減らすためのキャンペーンなどを展開し、既存の資源や食糧の責任ある消費と社会の変化を促進すべく、広く一般消費者に働きかける。

4. 新たな生産システムの継続的発展に向けたイノベーション:農業分野の知識や情報、さらには問題解決のためのソリューション等を共有するためのプラットフォームを構築し、若きイノベータ―と農業分野におけるニーズとを繋ぐグローバル・ネットワークを立ち上げる。

5. 個人 / 組織のリーダー・スキルの育成:各国の若者農業団体等を通じ、若者が持つリーダーシップ・スキルと影響力を向上させることで、経験の共有、指導、ビジョンの具現化を支援する。

「世界若者農業サミット」の参加者代表であるローラ・グラブさんとサンバ・オウマさんの二人は、世界食料安全保障委員会において、フューチャー・ファーマーズ・ネットワーク(FFN)とバイエル クロップサイエンス社によるサイドイベントで「キャンベラ宣言」を発表しました。これは、世界食料安全保障委員会参加団体の民間セクター代表であるプライベート・セクター・メカニズム(PSM)の下、オーストラリア公使のマシュー・ウォレル氏がホストしたパネルディスカッションで、「若者を農業の道へ:官民連携によるアプローチ」をテーマに行われたものです。
他にも、世界食料安全保障委員会の議長であるヘルダ・フェルブルグ閣下とのミーティングなど、「世界若者農業サミット」の代表としてのメッセージを広く伝える多くの機会に恵まれました。

商学を学ぶケニアの大学生、サンバ・オウマさんは次のように述べています。「『キャンベラ宣言』は、世界の食糧安全保障において最大の成果を実現することを目指し、若者が支援し合い、ネットワークを構築するための有効な枠組みおよび提言を示すものです。これは、若者のために若者が作ったものであり、今後より多くの若者に届けられることを期待しています。個人的には、自分のコミュニティーのニーズに基づいた活動を続けていくつもりです。そこが、私自身が変化を起こせる場所だからです」

ローラ・グラブさんはオーストラリアで動物科学を学ぶ学生で、農業分野、特に畜産の分野で活動してきました。彼女は世界食料安全保障委員会への参加を経て、「世界中のさまざまな社会やセクターに大きな影響を与えているグローバル・システムについて見識を深めることができました。いろいろな経歴や文化を持った人々との出会いもあり、刺激を受けました。食糧安全保障と持続可能性に関する新しい構想やアイデアをたくさん持ち帰ることができるでしょう。世界若者農業サミットに参加した仲間や、自分のコミュニティーにそれを伝えたくて待ちきれない気持ちです」と述べています。


サミットやキャンベラ宣言の詳細については、www.youthagsummit.com および
www.youthagsummit.com/declaration/ をご確認ください。

2015年世界若者農業サミットに関する動画は、https://youtu.be/x80drZfz8y8 をご覧ください。

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